アライヘルメットは、インカムの装着がしやすく、高速走行での疲労軽減に貢献するGTスポイラーなどを備えた新作のフルフェイスヘルメット「アストロGX(ASTRO-GX)」を4月下旬に発売。これに続き、さっそくカラーリングモデルの第1弾を発表した。
●写真:アライヘルメット
ツーリング向けフルフェイスモデルの最新版
アライヘルメットならではのプロテクション性能を堅持しつつ、さらなる快適性と機能性を追求した「ASTRO-GX(アストロGX)」は4月下旬に発売されたばかり。これに続き、カラーリングモデルの第1弾が発表された。
モデル名は「アストロGX FACE(フェイス)」で、街乗り/ツーリング/サーキット走行など様々シーンにおいて走りを選ばないオールラウンダーの顔(FACE)を表現したもの。独創的なラインで構成しながら大人の雰囲気を醸し出す落ち着いたデザインの赤、青、グレーの3色展開モデルとなる。
2016年発表の「ASTRAL-X」の後継モデルになるアストロGXは、ツーリングで求められる機能をさらに向上したモデルで、長時間でも疲れにくい頭全体を包み込むフィット感や、脱ぎ被りが簡単な設定、バイク用インカムの取り付けやすさなどを追求。さらに、新型ベンチレーションによって快適性と、走行中のヘルメットのスタビリティを向上している。
フロントダクトは、アライが初めて採用する前頭部ベンチレーションシステムを採用。従来のフロントダクトは前傾姿勢で性能をより発揮できる設計だったが、アストロGXはアップライトなポジションでも前傾姿勢と同様にバランスよく機能するという。
また、開口部を5mmワイド化することで脱ぎ被りをスムーズに。また内装にはエマージェンシータブ付きのシステム内装を採用した。帽体はF1ヘルメットにも使われるPB-cLc2を採用し、スーパーファイバー製ベルトなど種々の素材を丹念に積み重ねて成形している。
後頭部に追加されたGTスポイラーは、長時間の高速走行で乱気流を押さえ、疲労軽減に貢献する。サーキットでプロライダーがテストを実施し、300km/hを超える状況でもその効果が確認済みだ。
インカムをマウントしやすいよう、サイドのリブ部にフラットな面を設け、密着性を高めた設計により、走行中の振動などでズレにくくなっているのも特徴。余った配線はネックパッドに収納することも可能だ。
「アストロGX FACE」の発売は2021年6月下旬を予定している。
ARAI Helmet ASTRO-GX FACE
ARAI Helmet【ASTRO-GX FACE】●価格:6万6000円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62 ●規格:SNELL/JIS ●帽体:PB-cLc2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭・防汚内装/オプションにて調節可能‐特許) ●シールド:VAS-V MVシールド(クリア)
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