この手のスーパースポーツは、ある意味で大馬力との格闘が魅力だ。でも格闘ばかりだと疲れてしまうのも事実。ドゥカティのパニガーレV4はその代表的なバイクだが、その対極にいるのがS1000RR。バイクがライダーを積極的にサポートしてくれる。
207psなのに開けやすい! スロットル開けはじめの一瞬の過渡特性を作り込む
スーパースポーツの中でもっとも懐が深いバイク。BMWはこの懐の深さを徹底して磨き上げてきた。ここを磨けばそれが速さに直結する……それを信じて。
しかし、それは速さだけでなく、安心感や大きな自信にも直結するのだ。S1000RRで走りこむほどにそれが伝わってくる。
ライダーは、年齢を重ねれば、怖い思いをすると自信を取り戻すのに時間もかかる。勢いだけではバイクに乗れなくなる……。僕もそうだが、スーパースポーツにきちんと乗れるのだろか……とたまに不安になる。しかし、S1000RRがその不安を払拭してくれる。
不安よりもコーナリング専用マシンならではの走る楽しさが光る。
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