●文/写真:ウィズハーレー編集部(Makoto Watanabe) ●取材協力:トライジャ
専属ペインター/マシニスト/シート職人/CADプログラマーまでが在籍
多くの人が”カスタム屋”に抱くイメージとは一体何だろうか? あえてネガティブな部分を羅列すると”敷居が高い”やら”雰囲気がコワイ”といったものが挙げられるだろうが、ここに紹介する「トライジャ」はそのどれにもまったく該当しない存在だろう。
’99年にオープンして以来、常にクオリティの高いカスタムを発表し続けてきた同店であるが、もともとデザイナーだった岡本佳之代表が創業に至った理由は「カスタムバイクが好きすぎて」という至極単純明快なもので、”お客様の思いを具現化する技術の提供”が信条とのこと。
それを実現すべく、同店にはデザイナー兼接客を担当する岡本氏を中心に、通常のショップのようなメカニックはもちろん、専属のペインターやマシニスト、シート職人やCADプログラマーまでが在籍。まさに”プロの集団”となっているのだが、それもこれもすべては岡本氏が顧客時代に感じた不満の解消と”妥協なきものづくり”に対する姿勢の表れだ。
カスタム好きの”カユイところ”…そのすべてに手が届く姿勢は実に頼もしい。
自社生産のパーツで高いクオリティコントロールを実現
オリジナルブランドである「刻美」をはじめとするビレットパーツのクオリティにも高い定評を持つ同店。もちろん顧客のオーダー次第ではワンオフパーツの製作も可能だ。
現在、3Dスキャナーやプリンター、CADデータを駆使したパーツ製作にも力を注ぐ同店。顧客の希望するデザインを迅速に具現化する体制は既にメーカーレベルだろう。
多くのカスタムショップがペイントやシート製作を外注に頼る中、トライジャではそれらも自社で生産。こうした部分が妥協なきクオリティのマシンに繋がるのは明らかだ。
政府認証の合法マフラー・ジキル&ハイドの日本総代理店としても活動
現在、トライジャが日本総代理店として力を注ぐドイツの「ジキル&ハイド」マフラー。可変音量調節機能を持ち、日本のJMCAが認める公認マフラーだ。カスタムといえば違法性が高いという部分があることも否めないが、そうした要素を可能な限り撤廃し、”合法なカスタム作り”を行うことも同店の信念。この姿勢には頭がサガリマス。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
卓越したクラフツマンシップ宿る芸術品 流行などに左右されず、いつの時代に誰が見ても、文句なしに美しいと感じる唯一無二のプロポーション。スリムで軽快感があるのに、ぞっとするほどの凄みを利かせ、角度を変え[…]
FLSTFトライジャカスタム=ジャスティス 工場から出荷された車両に手を加え、世界でたった1台の"オンリーワン"を創り上げること。すべからくカスタムバイクというものは、そうしたことを求めて生み出されて[…]
オール純正パーツを使用したカスタム車が試乗可能 ウィズハーレー編集長・青木:'20年モデルで復活し人気モデルとなっている「ローライダーS」。ダイナ時代の'16〜'17年が初代で、このときも大ヒット。な[…]
本場米国並みのスケール感で確かなサービスを実現 憧れのハーレーダビッドソンを手に入れる場合、まず最初の"お店選び"の条件とは一体何だろうか? メカニックとしての確かな技術や丁寧な接客、キレイな店舗の作[…]
おしゃれを楽しむ感覚で、2台を楽しむ '20年5月に納車されたばかりのこのカスタムハーレーは、遠藤自動車サービス(群馬県太田市)の製作。オーナーのHさんにとって、実は遠藤自動車サービス製カスタムは2台[…]
最新の記事
- 「SC77エンジンにこの価格で乗れるとは」〈動画〉ホンダ「CB1000ホーネット/SP」丸山浩が速攻試乗!
- 「2ストを2年で滅ぼす…だと…」〈幻名車〉VT250Fターボは200km/h超! POP吉村もホンダのターボに興味
- 1000cc以上(大型二輪)バイク 読者人気ランキングTOP19【読者350人が投票|“ここがイイ”コメント付き】『マシン オブ ザ イヤー2024』
- [2024冬版] いま売れ筋のプロテクターTOP5【大型販売店で聞いてみた】第1位はデイトナの胸部用
- 「こだわりパネェ!」トップガン マーヴェリックの愛機「カワサキGPZ900R」劇中車を振り返る
- 1
- 2