近藤スパ太郎の電動バイクに乗っタロウ!

20万円を切るおシャレな電動バイク・スイーツN【灯火類&メッキパーツがキラキラ感を演出】


●文:ヤングマシン編集部(近藤スパ太郎) ●写真:輪 ●取材協力:アクセス

山梨県甲府市に本社がある「アクセス」は、創業から20年目のEVモビリティの会社だ。EV先進国・中国の品質の良いモーターやコントローラー、外装などをアクセスクオリティにして商品化した1台が、今回紹介する「スイーツN」だ。※今回試乗したのは原付一種

近藤スパ太郎[タレント/プロデューサー]

近藤スパ太郎[タレント/プロデューサー] 環境番組のパーソナリティを担当したことを機に、電動バイクの強烈なパワーにひと目ぼれ。俳優・MCの他、企画プロデューサー、芸能プロダクションSPANCHOOSの代表を務める。[URL]近藤スパ太郎SPANCHOOSTwitter

灯火類の使い方が上手く、夕方以降にワクワク増加!

良い商品の提供と手厚いアフターサービスをモットーに、創業から20年目を迎えたEVベンチャー・アクセス。10年ほど前に東京モーターショーに出展したことがあるので、知っている方も多いかも。

さて、今回試乗する「スイーツN」の実車を見た筆者の第一声は、数々の個性的なデザインに驚きつつ、「コレ、20万円切ってるんですよね?」というものだった。外装にメッキパーツが多く、インホイールモーターのカバーも見たことがない凝ったデザインだ。フロントブレーキまわりもオレンジカラー、フロントフォークのエンド部もお洒落な形状。リモコンキーにもメッキが施され、バイクを起動すると真っ黒なインパネに赤と緑を基調としたLEDメーターパネルが現れ、吸い込まれるようにキレイ! ウインカーのサインもこのパネル内に緑色で大きく点灯する。

また、ヘッドライトにはイカリングがあり、アッパーカバーにもライン状のアクセサリーランプが点灯する。テールランプやブレーキランプも黒のライトベースにキレイな赤い光が放たれるデザイン。カッコいい! 「コレ、本当に20万円切ってるんですよね?」と、また聞いてしまう筆者。灯火類が目立つ夜は、楽しさが倍増しそう!

【ACCESS SWEETS N/N II】●車両区分:原付一種[原付二種] ●全長1640×全幅680×全高1060 シート高750(mm) ●車体重量:65[72]kg ●原動機:ホイルインブラシレスモーター ●定格出力:600[800]W ●最大出力:1500[1800]W ●最高速度:42[45]km/h ●駆動用バッテリー:リチウムイオンバッテリー ●バッテリー電圧/容量/充電時間:48V/25(1.2kwh)[48V/30(1.44kwh)]Ah /約4~6時間 ●一充電走行距離:約50km ●タイヤサイズ:F/R=3.0-10 ●車体色:ピンク ホワイト クリーム ブラック ●乗車定員:1[2]名 ●メーカー希望小売価格:19万1400円[25万2500]円 ※[ ]は原付二種のN II ※最高速度は平坦路無風時/乗車重量60kgで測定 ※一充電走行距離は外気温20℃/平坦路無風時/30km/h/乗車重量60kgで測定

実際に乗ってみると、スロットル操作にリニアに反応するレスポンスの良さは電動バイクならでは。加速重視というわけではないが、クルマの初速についていけるパワーはあるので、幹線道路の走行でも遅すぎて怖いということはない。車重が65kgと原付一種としてはとても軽いが、操縦安定性はシッカリしている。上り坂になると筆者の体重では速度が少し落ちてしまうのだが、体重60kgのライダーが登坂角9度の坂を連続走行できる設計になっているので、一般的な立体交差の登り坂ならラクラク通過できる。

そして、セキュリティをオンにした時の防犯機能の高さにも驚いた。振動を感知すると大きなアラームやサイレンなど次々と変化する威嚇音が鳴り響く上に、リヤタイヤも完全にロックされるので、盗難は難しいはず。

気になった点を挙げると、メーターパネルの明るさが、直射日光下では少し見にくいこともあったかなと。日除けがあるといいのかも。とにかく全体的な作りやデザインは、メッキパーツもキラキラしていてテンションUPだ。

なお、アクセスは全国に約50の販売店があるが、近くにない場合は直接対応してくれるとのことだ。

シート高が750mmと原付一種スクーターとしてはちょっと高めだが、股下73cmの筆者でも足着きはベッタリ。シートが前後に広く、跨った状態で窮屈さは感じない。重量物もシート下に集中していてバランスが良い。[身長173cm/体重77kg]

【10°の坂でも再スタート可能】体重60kgのライダーが登坂角10°の坂道の途中で停止しても再スタートできる設計だ。

【盗難防止機能】セキュリティON状態でバイクを動かそうとすると、強烈な警告音とタイヤロックが作動する。

【インホイールモーターとパワーモードボタンを搭載】最大出力1500Wのブラシレスインホイールモーター(原付二種車は最大出力1800W)。スタイリッシュにデザインされたホイールとハブの両サイドにメッキパーツを採用して、お洒落感をさらに演出している。前後ともにチューブレスタイヤを採用。

上り坂などパワーが欲しい時は緑のパワースイッチをON! 赤のボタンはモーター停止のキルスイッチだ。

【フロントディスクブレーキ調整が可能なリヤサス】フロントにはディスクブレーキを採用し、制動性とメンテナンス性を向上させている。オレンジ色のディスクとキャリパー、デザイン性の高い個性的なフロントサスペンションが足回りをドレスアップしている。リヤはドラム式ブレーキ。

リヤサスペンションはライダーの体重や好みに調整可能だ。

ハンドルグリップ回りにもメッキパーツが光る。

【荷室内にはUSBソケット。リモコンキー併用も可】シート下にはバッテリーが収納されているが、その上部をトレ―で仕切って大きめの荷室を確保した。荷室内には1AのUSBソケットが1個ある。ヘルメットホルダーも2つ装備。バイクの起動はアナログキーとリモコンキーのどちらでも操作が可能だ。

リモコンで車両電源のオン/オフ、車両場所のサーチ、セキュリティのオン/オフの操作が可能。

【灯火類がどれも個性的。インパネもカッコいい】インパネも灯火類もライトが点灯する箇所すべてが個性的だ。フロント回りには、ヘッドライトの周囲にイカリングと、ハンドル前部にもアクセサリーランプが点灯。フロントのウインカーはLEDがむき出しで、テールランプ類も黒ベースに赤く光る。

ハンドルカバー部に大きなインパネ。速度/オド/ウインカーなどを表示。

バッテリーを外してもプラグインでも充電可能な2WAY方式!

【バッテリーはシート下に】シート下のトレーの下にバッテリーがある。ケーブルを外せば車体から外せる。

【フル充電まで4~6時間】バッテリーは約6.2kgと軽くて運びやすい。右側のLEDが緑点灯になれば充電完了。

【充電器にヒューズがある!?】なんだこのネジ? と回してみたら、なんとヒューズだった。珍しいので紹介。

【プラグイン充電口はシート下部に】足や外部からの接触がしにくいシート下部にプラグインの充電口がある。なお、原付二種モデルはバッテリー容量が大きく重いため、脱着不可でプラグイン充電のみ。


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