小惑星探査機「はやぶさ2」公式アカウントがつぶやく

3型はスズキが先! 小惑星探査機「はやぶさ2」悔しがる【宇宙ニュース】

小惑星探査機「はやぶさ2」に関する情報などをつぶやいている、ツイッターの小惑星探査機「はやぶさ2」が2021年2月8日正午ごろ、2月5日に世界同時発表されて話題沸騰のスズキのバイク「ハヤブサ」について投稿。「3代目」が先に登場したことへのコメントを残した。

車両別アーカイブ:スズキ ハヤブサ

2003年、初登場でもスズキに後塵を拝した?

乗り物としては、古くは陸軍戦闘機までさかのぼる「隼」の愛称だが、21世紀における世界三大「はやぶさ」といえば1999年に発売されたスズキのバイク「GSX1300Rハヤブサ」と、2003年に初号機が打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」、そして東北新幹線「はやぶさ号」であることに異論はないだろう。

GSX1300Rハヤブサはその後→ハヤブサ1300→ハヤブサと名を変えつつ、2008年に2型が登場した、世界中にファンを持つ“最速系”メガスポーツ。ヤングマシン誌の最高速度テストでも21年間破られていない市販車記録を打ち立てた。2021年2月5日には待望の3型が世界同時発表され、まさに時の人ならぬ時のバイクとなっている。

一方、探査機の「はやぶさ」は、2003年に打ち上げられた初号機が2005年夏にアポロ群の小惑星イトカワに到達、着陸し、表面を観察するとともに固体サンプルを地球に持ち帰るという偉業を成し遂げた小惑星探査機だ。交信断絶を経て地球へと帰還し、2010年6月13日の大気圏再突入が与えた感動は、今も記憶に残るビッグイベントだった。

その後継機となる「はやぶさ2」は2014年12が3日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、地球近傍小惑星「リュウグウ」への着陸とサンプルリターンを行ない、はやぶさ2本体はさらに別の小惑星へと向かっている。

公式HPによれば地球からの距離は2021年2月8日17時38分現在、3228万3651kmで、対太陽速度は34.261km/sだという。時速に換算すると12万3339.6km/hで、バイクのハヤブサの最高速度は300km/hに対し、およそ411倍という超スピードで今も移動し続けているのである。ちなみに新幹線はやぶさ号は320km/hだそうだ(筆者は鉄道音痴です)。

そんな「はやぶさ2」に関する情報などを投稿するツイッターの“小惑星探査機「はやぶさ2」”公式アカウントが、2021年2月8日正午ごろに「はやぶさ3、、、先を越された。」とつぶやいたのだ。3代目が登場したことへのエールとも羨望とも受け取れる内容だが、分野を越えた共感のようなものが感じられるツイートには「さすがです。」「最高速はブッチギリですから」といったコメントが寄せられた。

以下はその実際のツイートである。


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