●文:ヤングマシン編集部
●車両別アーカイブ:ヤマハ BW’S
“オフ系スクーター”と言えば近頃はホンダADV150が大人気だが、その元祖はヤマハのBW’S(ビーウィズ)。’88年に登場した50ccが初代で、近年は台湾ヤマハが生産するロングセラーだ。その意地に賭けて、’21でフルチェンジを敢行した。
【YAMAHA TAIWAN BW’S】滑らかなデザインの先代に対し、角張ったタフな造形に一新。特にフロント~レッグシールドがゴツく、アウターフォークの造形も凝っている。ブレーキはオフテイスト濃厚な前後ウェイブディスクを継続採用だ。■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 125cc ■装備重量127kg シート高785mm 燃料タンク容量6.1L ■タイヤF=120/70-12 R=130/70-12 ●国内入荷予定なし

【’20 YAMAHA BW’S】’08年に台湾で125が登場。’16でシグナスX-SRベースとなり、’20年まで国内仕様が販売された。■空冷4スト単気筒SOHC4バルブ 124cc 9.8ps/7500rpm 1.0kgm/6000rpm ■装備重量119kg シート高780mm 燃料タンク容量6.5L ■タイヤF=120/70-12 R=130/70-12
まずスタイルが見事。BMW R1150GSを彷彿とさせる左右非対称ヘッドライトに、フロントの荷台スペースなど、より無骨さが増した。エンジンは空冷ユニットに代わり、可変バルブタイミング機構を採用した最新の水冷ブルーコアVVAを搭載。これを25%の剛性アップを果たした新作フレームに積む。
ヤングマシン調べでは日本導入の可能性は薄い…が、発売を熱望する!
2眼ヘッドライトやバーハンドル、フロントアップフェンダーなどBW’Sのシンボルを継承しつつ、洗練されたゴツさを表現。軽快そうなハンドルと張り出したボディで迫力も十分だ。ファットなブロックタイヤは専用の軽量モデル。
【ギア感満点の前荷台】左右非対称のハロゲン式プロジェクターヘッドライトを採用。その上部をカーゴ風の積載スペースとし、道具感が大幅アップした。
【ブルーコアVVA搭載】水冷ブルーコアユニットは、吸気バルブの作動を低中速と高速側で切り替えるVVAを搭載。低回転トルクと高回転パワー、好燃費を両立する。
【ガード系オプションパーツも豊富に用意】純正オプションの装着を見越した設計で、カンタンにガード類やキャリア、サイドバッグステーなどを拡張可能。なおUSB電源は右ポケットに標準装備される。
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