●情報:Honda Big Wing India
ホンダ・ビッグウイング・インディア(インドのメガディーラー網)のSNSでティーザー画像が公開された。スイングアーム形状やリヤサスペンションの取り付けなどから、ハイネスCB350の兄弟車であるセンが濃厚。やや太めのタイヤを履いたモダンルック・ロードスターが登場しそうだ。
鉄フェンダーから現代のネイキッドらしいデザインに! シートまわりも大きく異なる
インドで発売され、世界中から熱視線を浴びているハイネスCB350に、早くもバージョン追加となりそうだ。ホンダ・ビッグウイング・インディアが公開したティーザー画像には、2021年2月16日に何らかの発表があることを示唆したうえで、暗がりにたたずむバイクの後ろ半身が映し出されている。
ホンダはインドでハイネスCB350を発表した際に、「近いうちにさらなる驚きを提供する」としており、これがその第2弾である可能性は極めて高い。画像を明るく加工してみると、リヤサスペンションの取り付けやスイングアーム形状などからハイネスCB350との類似性を見出だすことができ、これにシートカウルまわりの変更を加えたものであることがわかる。
マフラーとステッププレートはブラックアウトされており、サスペンションのスプリングもブラックに。リヤホイールは18インチのハイネスCB350に対し、やや幅広の小径ホイールに見える。おそらくは140~150mm幅の17インチタイヤを装着するのではないだろうか。
シートは後端にテールランプを埋め込んだ仕様で、テールカウルはほぼ省略。そこから樹脂製と思われるリヤフェンダーが伸びていき、ウインカーやナンバープレートホルダーがマウントされている。
さらに明度を上げていくと、サイドカバーには車名の片鱗が見て取れる。おそらくハイネスCB350と同じ書体で「CB~~」と書かれ、その下には「R」らしき文字が。……となると、車名はCB350RSとか、CB350RS-Zとか、CB350RR-R……はさすがに無いだろうが、RSあたりは有力に思えてならない。
ハイネスCB350のバリエーションモデルはカフェレーサーともスクランブラーとも言われてきたが、どうやらカフェレーサー寄りで登場しそうな気配。タイヤのパターンはハイネスCB350に比べて溝が少なく、また幅広小径ホイールもスクランブラーには似つかわしくない。問題は前半身のデザインだが、リヤと同じくフロントも樹脂フェンダーのシャープなものに変更されるだろう。
ただし、カウルを装備するのかしないのかは、2月16日になってみないとわからない。予想としてはカウル非装備、または小ぶりなメーターバイザーのようなものを装着し、モダンルックのロードスターにまとめ上げるを見るが、どうだろうか。これらの根拠は、インドの道路事情によって荒れた道もある程度は想定しておかなければいけないことと、カスタムベースとして価格を抑え、ユーザーに愛車を作り上げる歓びを存分に楽しんでもらうのもアリなのでは、と思えることだ。
もちろん、このモダンルック・ロードスターでバリエーション展開が終わるということもないだろう。スクランブラー仕様などの登場に期待しつつ、情報収集していきたい。
【HONDA H’ness CB350[2021 model]】主要諸元■全長2163 全幅800 全高1107 軸距1441 最低地上高166 シート高800(各mm) 車重181kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.5mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■キャスター27°05′/トレール120mm ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+キャリパー不明 タイヤサイズF=100/90-19 R=130/70-18 ●インド現地価格:19万ルピー(換算約27万3000円)~ ●色:DLX=赤、緑、黒/DLX Pro=黒×灰、青×白、黒×銀
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