●文:ライドハイ編集部(小川勤) ●写真提供:Honda Big Wing India
ヤマハ「SR400/500」に27年間乗り続け、カワサキ「エストレヤ」の鼓動感も大好きだというライドハイの小川編集長。クランクやピストンを交換して様々なボア×ストロークを試してきたという小川さんが、超ロングストロークエンジン搭載の「ハイネスCB350」に対する期待感を語る。
ビッグシングルはなかなか流行らないけれど……
僕の愛車はヤマハSR。今は1978年式と2010年式のインジェクション仕様の2台を所有している。単気筒(シングルエンジン)が大好きで、27年間、SRに乗り続けてきた。過去にはSRで2VS(2バルブシングル)レーサーを制作したり、公道もサーキットもひたすらSR。何台買ったか覚えていないし、エンジンも何度組み直したか覚えていないほど様々なチューニングをしてきた。
単気筒エンジンを搭載したスポーツモデルであるヤマハ「SRX400/600」やホンダ「GB400/500」、スズキ「グース250/350」といったバイクが一瞬輝いた時期はあるが、今は絶版。現在、普通に新車で買えるビッグシングルはハスクバーナのビットピレンとスヴァルトピレンだけだ。
SRにもファイナルエディションの噂が囁かれるようになり、ついにモダンシングルが消える……そんな危機を感じていたところにホンダがやってくれた。それがハイネスCB350だ。
排気量的にはビッグシングルではない。でも、そのスペックを見てからワクワクする気持ちが止まらないのだ。このスペックを採用したホンダは凄い! 本当にそう思う。
そう、単気筒にはパワーやトルクの数値では語れない魅力がある。その「超ロングストローク」な乗り味を想像してみると――。
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