25Rユーザー向けの走行会や講習会も実施
ZX-25Rの魅力は、なんといってもサーキットでもっとも映えるレーシーっぷり。その圧倒的なパフォーマンスをとことんまでしゃぶりつくしてもらいたいと、カワサキは’21年に国内各地の主要サーキットにてオーナー向けのサーキットイベントを開催する予定。ワンメイクレースを行うだけでなく、「フルカウルやレーサーレプリカに興味があるけど、サーキットは走ったことがない、どうやって走ればいいか分からない」といったオーナーのために、体験走行や講習会、走行会を含んだ盛りだくさんの内容になる予定だ。
(左)Ninja ZX-25R“Race Image”(右)Ninja ZX-10RR“SUZUKA 8H Endurance Racer”
ワンメイクレースでは、エキスパートからビギナーまで楽しむことができる模様。カワサキは、その頂点となるエキスパート向けレーシングカスタム車も早々と公開している。エーテックのカーボン外装にビートのフルエキゾースト、スナイパーのバックステップなどなど、その出で立ちはリッタースーパースポーツをスーパーバイクレーサーに仕立てたのと遜色ない迫力。まさにレーシングマシンそのもののオーラを周囲に撒き散らす。また、海外でも4気筒ということでひとつ上の300クラスでレース活動を展開する予定。’21年はサーキットでもあちこちでお目にかかれそうだ。
ワンメイクレース開催に伴い、車両イメージと合わせた特別仕様のレーシングスーツ(18万4800円)をRSタイチとのコラボで製作。参加者はこのスーツ着用が必須となる。ほかにも特別仕様のグローブ(RSタイチコラボ: 2万円)やブーツ(RSタイチ&アルパインスターズコラボ:5万1480円)を用意。トータルコーディネイトに最適だ。
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【イメージは欧州のZカップ】欧州では「ヨーロピアンZカップ」としてワンメイクレースをこれまでも展開。お揃いのレーシングスーツで競い合っている。
レースイメージ車はアフターパーツ満載!
KAWSAKI Ninja ZX-25R レースイメージ車
【ブレーキキャリパーダクトも】テールカウルやフェンダー、各種カバー含むすべての外装類はエーテックの「ブラックダイヤモンド」で統一。強靭なドライカーボン製で、これらは実際に発売予定となっている。
センターラムエアダクトや”牙”の部分も忠実に再現したドライカーボン製ブラックダイヤモンド。
コクピット内のインナーパネルやメーターパネルもカーボンパーツ。単体でドレスアップ用にもいい。
【レバー&ガードは新鋭スナイパー】スナイパー製のカーボンレバーガードと6段階調整&可倒式ブレーキ&クラッチレバー。スナイパーは日本のパーツメーカーで、タイにも拠点を置いている。カワサキインドネシアのカスタム車にはハンドルも採用されていた。
キャリパー冷却ダクトが、ハードなサーキット走行でのブレーキングに対応。やはりカーボン製。
【25Rのフルエキゾーストは腕の見せ所】マフラーはビート製ナサートRエボリューションType-IIのレースプロトタイプ。”最速”の文字が踊る派手なサイレンサーや鮮やかな焼け色も特徴だ。
フレームのカーボンカバーは、ピボットプレート近辺だけでなくシートレール付け根までガード。
【10R系バランスフリーを流用】フルアジャスタブルのリヤショックは、なんとZX-10Rの純正パーツを用いたもの。バネレートや減衰セッティングをキッチリZX-25Rに合わせ込めれば…。
【バックステップはマルチポジション式】バックステップもスナイパー製。詳細は未発表だが、外見からは同社の他の車種用製品と同じレーシング6ポジション以上は確実。また、カワサキインドネシアのカスタム車にはゴールドカラーのタイプが装着されている。
スイングアームもカバー。カーボンなので車体へのダメージ軽減のほか剛性強化にも貢献?
【強靭&軽量のR-XW】チェーンは電着コートによるブラックが美しいRK製のBL520RXW。スプロケットは純正を塗装したものだ。
【α-13SPで極グリップ】タイヤはダンロップ製のスポーツマックスα13SP。JP250やアジアのAP250でワンメイク指定されるものだ。
●文:宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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