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マッハIII愛好家を魅了したバトルサイクロン
走行しているところを撮影したいと申し出ると、あっという間に支度し、カメラの前をさっそうと駆け抜けていく。オートバイで走ることにとても慣れていることは、誰の目にも明らかだろう。静岡県浜松市にあるライダーズハウス&カフェ「The Wish(ザ・ウィッシュ)」の店主・チナミさんだ。
’70年式のカワサキ500SSマッハIIIに20年近く乗り続け、絶版バイクを扱う専門誌の表紙を飾ったこともあるという、根っからのバイク好き。
キッカケは漫画『あいしてる』(著:守村大)に登場するマッハ乗りの女性が言う「このバイクは女には到底乗りこなせない」というセリフ。実在するバイクだと知ると、詳しいことは何もわからないまますぐに購入。以来、「マッハを越えるバイクはない」と大切にし続ける。
しかし最近、「自分のバイクライフ、このままマッハだけでいいのだろうか…?」と悩んだ。モヤモヤしていたところに、テイストコンセプトモーターサイクルの「バトルサイクロン」と出逢った。
OHVスポーツを代表するマシン・ビューエルXBをキャンパスに、テイストコンセプトモーターサイクル・河内山氏が生み出したカスタムの新ジャンル・バトルサイクロンシリーズ。メーカー算出のジオメトリーを崩すことなく、最小限のアプローチで最大限の効果を狙っており、走りの鋭さは折り紙付きだ。
チナミさんの身長は153cm。最初は「足が届かないので無理」と考えたが、テイストの河内山代表に「心配無用」と言われ、決心がつく。もう1台愛車が増えることになった。
「マッハII」とネーミングされた特別なバトルサイクロンが届くと、最初にまず見て”色っぽさ”を感じた。特にシートからテールまわりにかけてがセクシーで、女性らしくて気に入った。そして乗ってビックリ。
「みんなはこんな乗りやすくて速いバイクに乗っていたんだって驚きました。500SSは今まで頑張って走ってくれたので、会長職に上げて少しゆっくりさせてあげようかなって思います(笑)」
もっぱら乗る頻度はバトルサイクロンが多くなった。心臓部をH-Dスポーツスター4カムエンジンとするビューエルXB12がベースで、Vツインサウンドにはシビれっぱなし。仲間たちとツーリングしたり、ひとりで走ったり、どこへでも乗っていく。
バトルサイクロン×メッツラー スポルテックM9RRの組み合わせは?
今回、タイヤを公道向けスポーツタイヤとして幅広いレンジで楽しめるメッツラーのSPORTEC(スポルテック)シリーズ最新作「M9RR」に履き替えてみた。
近年のメッツラーのオンロードラジアルタイヤは、サーキットを念頭に置いてグリップ力を徹底追及したRACETEC(レーステック)、一般公道に的を絞ったツーリング指向のROADTEC(ロードテック)、レースとロードの中間的な資質を備えるSPORTEC(スポルテック)の3種で構成されている。Vツインスポーツを幅広いレンジで楽しむなら、まさにベストと言えるだろう。

【METZELER SPORTEC M9RR】質実剛健な構造に加え、デュアルコンパウンドの拡張により、どんな舗装路面でも高いグリップ力を発揮する。100%フルシリカコンパウンドによる迅速なウォームアップと卓越したウェット性能で、舗装路面や気象条件の変化など予想外の事態を心配することなく、ライディングの楽しさを向上。トレッドパターンは独特なクロウ(爪)で、数個のセンター溝で方向安定性を保ち、トレッド溝横の段減りの原因となるシャラマッハ波の影響を抑えることに貢献する摩耗安定性を保証。またクロウは、直進時にはセンターから接地外側への排水にも大きく役立つ。また、前後ともにセンター部分に摩耗に強いコンパウンドを配したデュアルコンパウンドとしたことで、タイヤ寿命はスポルテックM7RR比で10%延長されている。●価格:オープン [写真タップで拡大]
ワインディングや峠道をアグレッシブに走るチナミさんにもうってつけと言えるスポーツタイヤで、「お餅が皿に張り付くようにベッタリとしたグリップ感があり、橋のジョイントや細かなガタガタ道も”もっちり感”で吸収してるような気がしますね」と言う。
安心できるタイヤで、これからもチナミさんは縦横無尽に走り回る!!

スポーティなライディングを好み、毎日のシティロードからワインディング、週末のサーキット走行までのあらゆる条件において、正確で信頼性の高いフィードバックを提供するスポルテックM9RR 。現行ハーレーダビッドソンの場合、ストリートロッドに適合する。 [写真タップで拡大]
●撮影:磯部孝夫 ●文:青木タカオ ●取材協力:TASTE CONCEPT MOTORCYCLE、ピレリジャパン
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