ホンダのアジア圏におけるビッグディーラー「ホンダビッグウイング」のインド国内SNSおよびYouTubeチャンネルにおいて、出てくるのは文字とサウンドだけという謎のティーザー動画が公開された。映像内の予告によれば、マシンの正式発表は2020年9月30日だ! ※タイトルカットのマシンはGB500ツーリストトロフィー(1985)
ロングストロークのシングルサウンドは歯切れのよさも抜群!
ホンダインディアは、アジア圏のホンダディーラー系列である「ホンダビッグウイング」のSNSなどで公開されたティーザー動画をシェアする形で紹介。文字とサウンドだけで内容についてはかなり謎が残されるが、少なくとも2020年9月30日になんらかの発表がされることは間違いなさそうだ。
映像では、「Get ready for the roar of the HIGHNESS(殿下の咆哮に備えよ)」「A world-famous legacy(世界的に知られる遺産)」「A majestic style(荘厳なスタイル)」「An unforgettable roar(忘れがたきその咆哮)」と文字が続き、ロングストローク気味と思われるシングルエンジンのサウンドが、始動して走り去るところまで収録されている。
バイクの形として想像できるのは、ホンダの遺産として多くのユーザーに認知されているであろう過去のバイクに対するオマージュが盛り込まれていることと、おそらく単気筒エンジンで排気量は250ccよりも大きいものを搭載しているであろうことだ。となると、インドでは国産のロイヤルエンフィールドが非常に大きなシェアを持っており、その市場へのチャレンジとしてリリースされるマシンなのではないか、とも受け取れる。
ロイヤルエンフィールドはINT650がイギリスで月間ベストセラーに輝いたこともあるなど、世界でも存在感を増している。しかも、ロイヤルエンフィールドのバイクのラインナップは、その歴史からリアルビンテージとして認識されている。最新の並列2気筒エンジンを搭載したマシンも、中身は現代的ではあるものの英国時代からの伝統を強く意識したものだ。
インドではコミューターと大型モーターサイクルは市場が完全に別物で、ユーザー層もまったく異なっている。そこに勝負を仕掛けるホンダのネオクラシックシングルは、どのような遺産を背景としているのだろうか……。
ティーザー動画の最後に表示される文字の上には、王冠のようなロゴも見て取れる。となると、ブリティッシュスポーツの流れを汲んだデザイン? もしもそうならば、GB500TTのようなバイクも考えられるだろう。さらには、日本市場への導入はあるのかないのか。まだまだ想像するしかない段階だが、今から9月30日が楽しみで仕方がない!
【映像】Hear the roar of Your Highness
関連する記事
環境規制の端境期にあり、世代交代の節目を迎えているバイク。ラインナップに大変動が起きるのは必定だ。そこでヤングマシン創刊48年の知恵とカンをベースに、願望&妄想も織り交ぜながら、バイク未来予想を導き出[…]
日本車の絶頂期だった’80年代の名車たちに“高騰”の波が押し寄せている。超プレミアマシンと化した’70年代車のような状況ではまだないものの、現実的な価格で入手できる時間的猶予はそう長くないだろう。本記[…]
2019年に2気筒650シリーズの2車をリリースし、世界的にもますます勢いに乗ってきているロイヤルエンフィールドが、日本における新たなディストリビューターをピーシーアイに任命したと発表。車両価格やディ[…]
東京MCショーで日本初公開され、この6月には日本国内でも発売となるロイヤルエンフィールドの新型空冷2気筒に、和歌山利宏が海外で先行試乗。南国の自然に溶け込むストレスフリーな2台をレポートする。 TEX[…]
バイクという乗り物を特徴づけるのは、2つの車輪でバランスを取りながら走らなければならないこと、傾けて曲がること、そしてエンジンと人間が近いことだ。いわばエンジンを懐に抱えて走るようなもの。それゆえエン[…]
最新の記事
- 次期YZF-R1はシームレスミッション搭載か?! ヤマハが変速ショックを抑える特許を登録
- これがスマホ連動の最新2大トレンドだ!【ゾクゾク増殖中! “つながる”バイク最新事情】
- 激安ワックスがとにかく使いやすいと評判なので買ってみた! 試してみた!【男前モノタロウ フラッシュリーα】
- MCショーに行けなかった人も! 福岡・広島・仙台で「スズキモーターサイクルコレクション2022」開催
- 『ヤマハ ライダースカフェ』に約600人が来場、次は箱根ターンパイクで5月28日開催だ!
- 1
- 2