ハーレーダビッドソンは、同社発の電動モーターサイクル「LiveWire(ライブワイヤー)」がアメリカ・インディアナポリスで行われたドラッグレースにおいて、トップスピードとタイムの市販電動バイクの最高記録を樹立したことを発表した。
プロストッククラスで43勝の記録を持つアンジェル・サンペイによって新記録誕生
ハーレーの電動バイクがドラッグレースで新記録を樹立した! 子の記録は、ルーカス・オイル・レースウェイで開催された「NHRA デンソー・スパークプラグ U.S. Nationals」でのエキシビション走行で打ち立てられたもの。プロライダーのアンジェル・サンペイによるライディングで、8分の1マイル(約200m)を7.017秒、4分の1マイル(約400m)のコースを11.156秒で駆け抜けた。4分の1マイル時点の到達速度は時速110.35マイル(約177.6km)という記録だった(※)。
今回の記録は、モーターサイクルの電動化をリードしようというハーレーダビッドソンにとって大きな一歩となった。モーターによってリヤホイールを駆動する「LiveWire」はクラッチ操作が不要で、時速0kmから100 kmまでの加速はわずか3秒という驚異的な加速性能を持つ。
ライブワイヤーは1度の充電での最大航続距離235km(シティモード)を実現し、都市部のストリートライダーに最適化されたパフォーマンスを発揮する。北米および欧州で現在販売中であり、日本での発売についても、間もなくアナウンスされる計画だという。
※1マイルを1.6kmに換算
ドラッグレース(プロストック・モーターサイクル部門)で43度の勝利記録を持つアンジェル・サンペイの手により新記録が誕生した。
あなたにおすすめの関連記事
高性能な電動バイクが次々に開発、リリースされ、MotoE選手権やマン島TTにおけるTTゼロクラスでも電動バイクがクリーンさと高性能をアピールするなか、日本の車両登録制度では原付一種または二種、そして軽[…]
水冷式三層ブラシレスモーターの出力を、ギヤボックスが90度変換させるときに発生する音を積極的に使ったサウンドチューニングが施され、ライダーに高揚感を与えている。この興奮、新感覚だ。 バイクの世界でもE[…]
イタリアで突如発表された2electionの「EMULA コンセプト」は、その名の通りエミュレーション技術(疑似的な手段で模倣して代替動作させること)を生かした、電動バイクならではの新しいアイデアに満[…]
0-50km/hの加速は2.8秒、最大トルクは0-4650rpmの全てで7.34kg-m ビー・エム・ダブリューがBMW Motorrad(BMWの二輪車部門)初の電動スクーター「BMW C evol[…]
最新の記事
- 78年前の“バタバタ”が甦る?! ホンダが自転車を“電動アシスト化・コネクテッド化”できる「スマチャリキット」のライセンス事業を開始
- 【2024-2025 秋冬新作】アルパインスターズの街乗りカジュアルウェア3選! バイクを降りてもお洒落な防寒アイテム
- カワサキ新型「Z650 S」初登場! 最新3眼ヘッドライト採用、ライディングポジションも最適化【欧州】
- 「バイクバッテリー上がり」の原因とは? やってはいけない行動と正しい直し方
- ホンダ新型「レブル300 Eクラッチ」登場! 「レブル500」「レブル1100」シリーズにも新色【海外】
- 1
- 2