ビモータ テージ25R:誰もが妄想する融合形
いま最もホットなZX-25Rのニーゴー直4を、ビモータ謹製センターハブステアのボディに搭載してみたのがこのテージ25R。テージH2がアリなら「当然コッチも」とみんなが妄想しているハズだ。元ネタのテージ1Dは、前輪をアームで支持する斬新なハブステア機構で話題に。心臓はドゥカティ851のLツインなどだったが、’92年には日本向けに同400SSのエンジンを積んだ仕様も追加した(価格は386万円也)。テージ25Rは、その再臨となる。
BIMOTA TESI 25R[予想イメージ]
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【ベースエンジン:’20 KAWASAKI Ninja ZX-25R】デビュー間もないZX-25Rのエンジンベースに、既に開発に取り掛かっているテージH2のシャーシを使って妄想。
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【ベースシャーシ:BIMOTA TESI H2】カワサキがH2譲りの直4スーパーチャージャーと電装系を供給し、デザインと車体設計はビモータが担当。テージH2の価格は未発表だが、超高級なのは確実。
〈参考〉ビモータ KB4:ニンジャ1000SXベースも着々と製作中
’19年秋のショーでは、「KB4」も予告済み。スチールトレリス+アルミプレートの車体に、ニンジャ1000SX系ユニットを積むカフェとなる。その時点ではCGだったが、’20年5月にビモータがSNSで写真を公開。意図的にボカされているが、ネオクラな丸1眼とアッパーカウルが見て取れる。ライポジもそれほどキツくなさそうで、扱いやすくもプレミアムなカフェになるだろう。価格もテージH2より現実的と想定される。
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BIMOTA KB4(CG)
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フォーカスを外してあるが、’80年代レプリカ風カウルに跳ね上がったテールが確認できる。車名はカワサキエンジン4車目の意。
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【ベース車両:’20 KAWASAKI Ninja 1000SX】■水冷4スト並列4気筒 1043cc 141ps 11.3kg-m 236kg(装備) ●税込価格:148万5000円
●文:沼尾宏明 ●CG:白圡学 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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