ZX-25Rから始まった中型4気筒の未来
中型4気筒はホンダCBX400Fとビモータ テージ25Rが欲しい【バイク近未来予想】
- 2020/8/26
環境規制の端境期にあり、世代交代の節目を迎えているバイク。ラインナップに大変動が起きるのは必定だ。そこでヤングマシン創刊48年の知恵とカンをベースに、願望&妄想も織り交ぜながら、バイク未来予想を導き出してみた。本ページでは、ZX-25Rから始まる中型4気筒の今後の動きを予想する。
いま胸アツのカワサキに対抗し得るのは、怒涛のホンダしかいない!
久々に復活した250cc4気筒のカワサキ ニンジャZX-25R。その後に期待したいのがビモータとのコラボだ。ご存じの通りカワサキは、高級イタリアンメーカーのビモータを再生支援すべく合弁会社を設立。ビモータの象徴であるハブステアの車体に、カワサキH2の心臓を載せたテージH2などを発表済みだ。ZX-25Rでも同様の手法で合作し、プレミアムニーゴーという新風を巻き起こしてほしい。
同じく普通二輪免許で乗れる4気筒として、忘れてはならないのが超ロングセラーのホンダCB400シリーズだ。今やアンダー400で現存する唯一の直4で、現行型はユーロ4に対応。国内次期規制が適用される’22年11月まで猶予はあるが、去就に注目が集まる。
ヤングマシンは今後も「存続」を予想。ただし、バルブ切り替えシステムのハイパーVTECはユーロ5をクリアできず、大規模なメスが必要と思われる。しかしヨンヒャク唯一の直4として、ホンダが意地を見せてくれるはずだ。
その暁には、名車オマージュブームに乗って、復活を望む声が大きいCBX400F風のネオクラも欲しい!
ホンダ CB400SF/SB:ヨンヒャク4気筒が継続へ
’92年以来、熟成を重ねてきた400ネイキッドの雄。教習車としても有名だ。現行型は’18でH28年規制=ユーロ4に対応。次期規制では、燃費と低中回転域の力強さを両立するハイパーVTECを廃止し、ロングストローク化などの抜本改革が必要か。だが、この灯は消えず、同価格帯のZX-25Rと人気を争うのでは?
![ホンダCB400SF[予想イメージ]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/08/honda-cb400sf-imagecg-02.jpg)
HONDA CB400SF/SB [IMAGE CG] [写真タップで拡大]

【ベース車両:HONDA CB400SF】■水冷4スト並列4気筒 399cc 56ps 4.0kg-m 201kg(装備) ●税込価格:88万4400円~ ※諸元は ’18年式
ホンダ CBX400F:CB-Fコンセプトの手法をヨンヒャクでも再現?!
次期CB400SFが登場したら、ぜひお願いしたいのがCBX400Fオマージュの派生モデルだ。CBX400Fは長年、中古車人気が沸騰中。平均相場は250万円程度(!)で、フルノーマルの極上車だと800万円のタマまである。CB-Fコンセプトのように、CB400SFの外装を着せ替えればかなり似せられるハズ。もちろん本家と同じくクロスしたエキゾーストパイプはマストだ。

■空冷4スト並列4気筒 399cc 48ps 3.4kg-m 173kg(乾燥)
【オリジナル:’81 HONDA CBX400F】当時の最新スポーツ車。シブい外観と走りのスペックから旧車愛好家に垂涎の的だ。タマ数の減少も高騰の要因。

【参考:’20 HONDA CB-F CONCEPT】CBX400Fと同じエフ系のイメージを投影したコンセプト車。大型がナナエフ、中型はCBXと棲み分けもアリか。
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