環境規制の端境期にあり、世代交代の節目を迎えているバイク。ラインナップに大変動が起きるのは必定だ。そこでヤングマシン創刊48年の知恵とカンをベースに、願望&妄想も織り交ぜながら、バイク未来予想を導き出してみた。本ページでは、ホンダNCシリーズがユーロ5に合わせてエンジンの改良を施すと予想。NC800S/XやX-ADV等への派生車展開について考察する。
エンジンを中心に特許申請。ライバル追従で排気量増か
NCシリーズにおけるネイキッド仕様で、大型教習車としても活躍中のNC750S。特許図に本作らしきバイクが描かれるが、現行型とシルエットを重ねるとエンジンがかなり小さく見える。一方で、ユーロ5対策のためか腹下の膨張室が大型化。外装はダミーの場合もあるが、タンクやテールの形状も異なる。
NC800S/DCT:特許図のエンジンでは現行よりコンパクトな印象
’17のデビュー以来、欧州で支持されている都会派SUV「X-ADV」。国内でも弟分のADV150が人気爆発中だ。ベースのNC750が800になれば、変更を受けるのは必然。イメージを共有するアフリカツインが新型になっただけに、外装のリニューアルにも期待したい。ユーロ5の適用を考えると、NCともども発売は’20年内か?
Gスイッチやスマートキーと装備充実のX-ADV。現行はモノクロ液晶メーターだが、新型アフリカツインのカラー&タッチパネルを希望。※写真はCRF1100L アフリカツイン
【YM-LABから提案!】800cc前傾エンジンのビッグモトラ!
ヤングマシンが欲しいバイクを勝手にデザインする「YMラボ」。ゼヒ提案したいのがモトラの現代版だ! モトラは’82~’87年に販売された50㏄モデルで、低くスクエアな車体に前後キャリアを備えたへビューデューティな外観が斬新。絶版後、人気に火が着き、中古車はプレミア価格だ。NCの車体はモトラにジャストフィットするハズ。いかがッスかホンダさん!
●文:沼尾宏明 ヤングマシン編集部 ●CG:白圡学 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
創刊48年のヤングマシンが蓄えた知恵とカンをベースに、願望&妄想も織り交ぜながら導き出すバイクの近未来予想。次ページでは、中型4気筒クラスの展開としてCB400SF/SB、CBX400F、テージ25Rについて予想する。
あなたにおすすめの関連記事
'20年、ホンダCRF1000Lアフリカツインが1100に生まれ変わった。搭載される270度クランクの1082cc並列2気筒は、1000時代を含めてアフリカツイン専用で、現時点では他車に展開されていな[…]
軽量パワフルな上に、汎用性の高い車体構成を持つホンダの直4ネイキッド=CB1000Rは、本特集で既に取り上げた「CB988F」だけに留まらず、多彩なジャンルのプラットフォーム展開に最適とヤングマシンで[…]
Z1/2をモチーフとしたZ900RSの大ヒットを契機に、'19年にはカタナがリバイバルを果たした。これに続くのは、ホンダが今春発表したCB-Fコンセプトの市販版「CB998F」(本誌命名)と予測される[…]
メガスポーツやドラッガー系の持ち味である豪快なビッグトルクは、実に魅力的だ。しかし個性を堅持しつつ、強化される規制をクリアするには対策が必要。それが「大排気量化」と「過給機」だ。まず前者は、昔ながらの[…]
CBR1000RR-Rに続いて、ホンダCBR600RRがビッグチェンジを受けて復活! とヤングマシンでは予想する。CBR600RRは、日本や欧州ではユーロ4に対応せず、'16年型で終了。しかしアジアを[…]
最新の記事
- 「アコスタ、恐ろしい子……!」【ノブ青木の上毛グランプリ新聞 Vol.11】
- 女性ライダーが選ぶ、東京モーターサイクルショー2024で気になったバイク×5選
- ホンダ「DAX 1978」スペシャルエディション登場! 日本にも近いカラーで登場の可能性
- 価格差たったの2万円?! ホンダ新型「CB650R/CBR650R」Eクラッチ仕様の欧州価格が判明
- 復活のスズキ レース参戦マシン「GSX-R1000R ヨシムラ SERT EWC CN 仕様」のフルディテール大公開!【名古屋モーターサイクルショーで展示】
- 1
- 2