旅に出たい!その気にさせるカスタム
ハンドプロテクターは、ツアラテックジャパンでADV150用にフィッティングを設定した専用品。車体ガードはタイで購入してきた国内未導入の品だ(ツアラテック製ではない)。ちょうどいい場所にライトステーが付いていたので、これを生かして装着されたのはデナリ製の補助ライト。夜間を走行するラリーでは必需品。ツーリング中も真っ暗な峠道で必ず重宝する一品だ。
ここまでが今回のカスタム内容。装着したパーツは編集部とツアラテックジャパンで吟味した品々だ。しかしユーザーやその使用用途によっては、ケースの容量が足りなかったり、逆に大きすぎたりするかもしれない。補助灯の明るさや色ももっとこだわりたいかも。
ツアラテックの優れたところは、容量や色、形状の異なるケース類の取り付けにも共通のステーを使用する点。普段使いには小型ケースを装着し、ロングツーリング時は大きなものに変更する。たとえばアフリカツインやBMWR1250GSなどのアドベンチャーバイクを所有し、ツアラテック製パニアステーを装着していれば、ケース自体を共有できる点だ。デナリライトも明るさや形状、照射色も好みにあわせて選択購入が可能だ。
今後は一旦バラバラにし、外装をペイントやカッティングシートでドレスアップ予定。完成まではまだかかりそうだが、しばらく一緒に楽しんでもらいたい。
(左)プロテクションと風防効果を期待できるハンドガード(税別1万4630円)。ハンドルを左右に切ってもスクリーンに干渉しない。(右)単体でのガード効果も期待できる左右パニアステー(税別4万2000円)には、ホンダ純正キャリアもセットされる。
サイドバッグエンデュランス「クリック」(税別2万930円)はワンタッチで取り外し可。IP64の防水性能を持ち、ハードユースにも耐えられる。パニアケースに比べて軽量で、中に仕切りもあり普段使いにもバッチリだ。他に赤、黄、青、橙色あり。
ツールボックス(税別2万円)はBMWR1250GS用。ボルト固定式で着脱には工具が必要。鍵がかかるので盗難防止効果も期待できる。ツーリングで常備すべき工具やレインウエアなどを入れておきたい。完全防水ではないが水没させないかぎり大丈夫。
(左)カウルをぐるりと取り囲む外装ガード。センターを繋ぐパイプがアドベンチャー感を際立たせる。タイの現地メーカー製。日本未発売。(右)デナリエレクトロニクス製の補助ライト。S4 TriOptic LED light kit with DataDim Technology(税別3万8000円)。ステーはワンオフ。
写真のケースを搭載するためのステーはすべて共通。用途に合わせてサイズを選ぼう。(左上)ZEGA EVO TOP CASE 25L And-Black(税抜6万3636円)は、ツアラテックの中で一番小さい25Lサイズ。(右上)ZEGA EVO TOP CASE 38L And-Silver(税抜6万6363円)は、ヘルメットがひとつ入る38Lの定番サイズ。(下)ZEGA EVO TOP CASE XXL And-S(税抜7万6818円)は、ヘルメットがふたつ入る72Lビッグサイズ。
ソフトパニアもハードケースもステーは共通。これも容量に合わせて好きなサイズをチョイス可能。ケースの外側にはボトルホルダーなどのオプション品も装着できる。(左)ZEGAProパニアケース ブラック 片側31L(税抜6万3890円) (右)ZEGAProパニアケース アルミ 片側45L(税抜5万5380円)

【TOURATECH JAPAN】パーツ、用品のほとんどがWEBショップでの購入ができる。店舗は週末と祝日のみ営業。道志みちの入り口にあるので、ツーリングに行けるようになったら立ち寄りたいお店だ。●住所:神奈川県相模原市緑区中野988 ●TEL:042-850-4790 ●URL:http://touratechjapan.com
●文/写真:宮下豊史(ミヤシーノ) ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン、ツアラテックジャパン、カスタムガレージファントム ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
さて、「ADV150ラリー」プロジェクトに協力いただくツアラテックジャパンの店頭には、カスタムアイテムが続々と到着。パーツのサイズを確認しフィッティング、装着パーツとおおよその取り付け位置を決めた。ト[…]
'19年にはモンキー125のヨシムラコラボカスタムで好評を博した、ヤングマシンのカスタムプロジェクト「YMラボ」。'20年はホンダADV150をベース車に、ドイツの名門ブランド「ツアラテック」とコラボ[…]
世界最大の草レースを標榜する「もて耐」も、新型コロナウイルス感染拡大の影響は避けられず、’20年は3時間耐久のみ開催となることが決定した。これに伴い、当初154台以下としていたエントリーが予選落ちなし[…]
昨年2018年末の第46回マシン・オブ・ザ・イヤー(MOTY)開催を記念して、『ヤングマシン』本誌とヨシムラのコラボとなるスペシャルモンキー125が誕生。3/22〜24の東京モーターサイクルショー20[…]
3月22日(金)に開会した東京モーターサイクルショー2019(@東京ビッグサイト)。金曜日の「平日なのになんでこんなに人大杉?」に続き、土曜日の本日はあいにくの空模様だったにもかかわらず開場前から長蛇[…]
最新の記事
- 「カワサキ初のレーサーレプリカ」ライムグリーンカラーを導入した初の大排気量車:カワサキZ1000R【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 変化を一気見! カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【2018~2025年モデル】
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】