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GPS搭載ETC2.0車載器のメリットとは?
ETC2.0のメリットとしてその恩恵をもっとも感じるのは、従来型1.0ではできなかった高速道路からの一時退出が可能になったことだろう。
実は高速道路において、休憩施設どうしの間隔がおおむね25km以上離れているSA/PA空白区間が、全国に約100区間も存在している。国土交通省ではこの空白区間を半減することを目指し、現在全国23ヵ所の道の駅を対象に、高速道路からの一時退出を可能とする「賢い料金」をETC2.0車載器搭載車で実施しているのだ。
そして当初1時間だった一時退出可能時間を、利用者から寄せられた「時間が短いため、十分な休憩ができない」などの意見をふまえ、3月27日以降は3時間へ引上げ、引き続き検証を進めている。
条件はETC2.0搭載車で、全行程同一のETCカードを使用し、対象のICやスマートICで、一度退出した後に同方向を再度利用。3時間以内に同一ICから再流入。対象の道の駅に必ず立ち寄ることなどと決められている。
また、圏央道の通行料が2割引きになるのも、利用頻度が高いライダーにはかなりお得。ルートや区間は関係なく、圏央道を通りさえすれば2割引きになるのだから、たいへんありがたい。うっかりやってしまいがちなカードの有効期限切れも、GPSデータ受信時にアンテナのLED点滅で知らせてくれるのも役立つ機能だ。
さらに、渋滞路を回避した場合の割引など、様々な特典が検討されているETC2.0 。これからETC車載器を購入するならもちろん、1.0からの買い換えグレードアップもオススメしたい。
GPS搭載ETC2.0車載器「MSC-BE700E」を装着してみた
ミツバサンコーワのGPS搭載・前後2カメラドライブレコーダー「EDR-21GL」を搭載したロードグライドリミテッドと、同じく「EDR-21G」を装着済みのXR1200。どちらにもミツバサンコーワのGPS搭載ETC2.0車載器「MSC-BE700E」を取り付けてみた。

GPS搭載ETC2.0車載器 MSC−BE700E[ミツバサンコーワ]●価格:2万5850円
まず、GPSアンテナとETCアンテナ、ETCインジケーターが一体化されているのがいい。ETC2.0情報専用インジケーターが別にあり、これは高速道路上の緊急情報や注意警戒をインジケーターの点滅で知らせ、安全・快適運転をサポートする。過酷な条件に設置されるアンテナ・インジケーターは、防水・防塵規格の最高条件=IP68/IP66を達成。20Gまでの振動加速度試験にも合格し、安心の日本製&3年間保証だ。防水・防塵、振動対策に高度な技術が求められる二輪車用ETCを作るミツバサンコーワならではの信頼性に裏打ちされていると言えるだろう。

W81×H22×D112.5(mm)、約150gの本体車載器。ロードグライドリミテッドなどラゲッジケース付きのハーレーなら難なく収まる。収納スペースのないソフテイルやスポーツスターなどは、収納ケースを外付けするなどしなければならないだろう。 [写真タップで拡大]

W40×H15.8×D44(mm)、約22gのアンテナはマスターシリンダーの上に。カードの有効期限切れなど異常があれば、LED点滅で知らせてくれる。ETC2.0ならではの機能だ。 [写真タップで拡大]
ETC2.0&ドラレコでハーレーライフがますます楽しい!!

ナンバープレートと灯火類のクリアランスがタイトな車両にも対応できるサイドマウント方式を採用した「EDR用カメラステー ナンバーマウント」が新発売。ベースステー部はカメラへの振動を抑える板厚3mmの極厚仕様だ。●価格:2750円 [写真タップで拡大]
万一のトラブル時に役立てたいドラレコだが、きれいな画像が撮れるEDRシリーズならホビーユースとしても、いろいろと楽しめそうだ。
一緒に走れば、お互いの走行シーンが撮影されているし、帰宅後にPCアプリ「Moto DR Player」を使ってルートや動画を共有するなど遊び方の可能性が無限大に広がる。
また、ETC2.0搭載車どうしなら高速道路をいったん出て道の駅に立ち寄るのもいいだろう。ワクワクするではないか!!
●取材協力:ミツバサンコーワ
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