マットカラーはなかなか手入れが難しいものだが、しっとりと落ち着いたマットカラーの風合いを損なわず、汚れを効果的に取り除くのがヤマルーブ マットカラー専用クリーナーだ。ヤマルーブの製品だが、当然ながらヤマハ車以外のオーナーも活用してほしい。
巻頭特集「ぼくらのガレージ」 様々な形態の個人ガレージを覗き見して、サンデーメカニックの夢である「マイガレージ製作」の参考にしよう! 自分仕様的なアイデアを思い浮かべるにも参考になるはず。また、ガレー[…]
ツヤ消し感を損なわず、なおかつ汚れを簡単に落とす
メタリックやキャンディカラーがもてはやされた時代、ツヤのない塗装は地味で簡素なイメージだった。ところが「ツヤ消し」を「マット」と読み替えるだけ、お洒落な色合いとして認められるのだから不思議なものだ。
だが、いざ所有するとマットカラーはなかなか手入れが難しい。光沢仕上げの塗装なら、研磨材入りのワックスでキレイになるが、マットカラーにツヤが出ては元も子もない。
マットカラーならではのツヤ消し感を損なわず、なおかつ汚れを簡単に取り除くために開発されたのが、ヤマルーブの「マットカラー専用クリーナー」だ。研磨成分を含まない石油系炭化水素系の主成分は、スプレーすると低粘度で透明、洗浄剤というより防錆潤滑剤のような印象である。
塗装面に付着した油分を新たな油分で溶かすというのは、エンジンや足周りの洗浄でも使う手法だが、油分が付着すれば表面にツヤが出てしまうはず。ところがクロスなどに吹き付けたクリーナーでマット仕上げの塗装面を拭くと、一度は完全にウェットでツヤありになるものの、クリーナー成分が揮発すると元のマットな風合いに戻り、油汚れもきれいに落ちている。
マットカラーは汚れが落ちてもツヤが出ないため、洗浄した気がしないのが玉にキズだが、塗装面を拭いたクロスは確かに黒くなっているので、普段は目立ちにくい汚れが除去できたことを実感できる。配合されたフッ素樹脂成分によって、ツヤは出ないが撥水効果が得られるので、雨天走行後の雨シミ防止効果も期待できる。
ワイズギアが製造するヤマルーブブランドはヤマハ純正アクセサリーではあるが、ケミカル類はバイクメーカーを問わず使える。マットカラーの手入れに苦労しているオーナーにとっては頼りになるはずだ。
●文/写真:栗田 晃 ●取材協力:ワイズギア ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ヤマルーブ マットカラー専用クリーナー 200ml
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
TVワイドショーの掃除企画などでしばしば登場する重曹洗剤。重曹とは、炭酸水素ナトリウムのことだ。人の体の中にもある物質で、あのシュワーッとなる入浴剤にも入っている。またお菓子作りの世界では"ふくらし粉[…]
絶版車を所有するサンデーメカニックにとって、いかにパーツを確保するかは重要な課題。だから、2019年3月1日にカワサキのFacebookページで発表された「Z2/Z1シリンダーヘッドリバイバル」には驚[…]
自動車鈑金塗装用のポリッシャーは、本体の重さを活用しつつ広い面をムラなく磨くため重量が2kg以上あり、φ150mmやφ180mmクラスのバフを装着することが多い。だがこれでバイクを磨くと、モーターのト[…]
自称サンデーメカニックなら、誰でも一度や二度は、ボルトを折ってしまったことがあるはずだ。ここでは、ボルトが折れてしまったときに、どうしたら良いのか? その修復実践に関するヒントを書きならべてみよう。 […]
サンデーメカニックがセンタースタンドを持たないバイクのメンテ作業を行う際、メンテナンススタンドは必要不可欠。スイングアームを支えてリアタイヤを持ち上げれば、チェーン給油やブレーキ洗浄などの作業効率が著[…]
最新の記事
- スズキ「Vストローム250SX」と「Vストローム250」は何が違う? 身近な兄弟車を比較!
- 【2024年11月版】150~250cc軽二輪スクーター 国内メーカーおすすめ7選! 125ccの双子モデルからフルサイズまで
- SHOEIがシステムヘルメットのド定番モデル「ネオテック3」に新グラフィック「ANTHEM」を発表!
- SHOEIが「Z-8 YAGYO」を発表! 百鬼夜行をイメージしたバイクパーツ妖怪が目印だ!!
- 【SCOOP!】ついに「GB500」登場へ?! ホンダが海外で商標を出願!
- 1
- 2