クルマではおなじみになりつつあるアクティブ クルーズ コントロールが、近い将来にBMWのバイクに搭載されることになりそうだ。これは速度や前方車との車間距離を自動的に調整してくれるシステムで、ツーリング中の高速道路などを快適にしてくれる装備。気になる“渋滞”や“信号待ち”については、さすがにクルマと同じようにはいかないようだが……。
ボッシュ発表のドゥカティ&KTMに続き、BMWも!
さらに、驚くべきことにコーナリング時にはACCによって自動的に速度が調整され、快適なバンク角をキープするという。また、バンク角が深まった際には、ブレーキングと加速を穏やかにすることで、ライダーが落ち着かなくなるような挙動を抑制する。
ただし、渋滞には対応するようだが、停車するような場面や信号待ちといった静止状態には対応せず、このときはライダーが自分でブレーキをかける必要がある。ACCは30~160km/hで設定可能、DCCでは15km/h(1速のみ)~220km/hで設定可能。ブレーキをかける、またはアクセルグリップをゼロポジションよりも前に回すと即座にACC/DCCは作動を中止、またクラッチを1.5秒以上握ると同様に動作を中止する。ギヤチェンジに対応しているのも、従来の一般的なクルーズコントロールとの違いと言えそうだ。
前方車両が18km/h以下に減速すると警告を発し、ライダーにブレーキまたは追い越しといった適切な行動をうながす。緊急ブレーキのような急制動はACC/DCCは絶対に行わないというが、乗り手が車両に固定されていないバイクではベターな選択と言えそうだ。
あなたにおすすめの関連記事
ドゥカティ、KTMを皮切りに、カワサキにも採用される ミラノショー(EICMA)で発表された通り、ボッシュは「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」を'20年から量産を開始し、まずはドゥカテ[…]
ボッシュ(BOSCH)は、2019年3月より日本国内で『アドバンスト ライダー アシスタンス システム』の行動実証試験を開始した。警察組織に届け出が提出された先進的な二輪車向け安全運転支援システムの公[…]
対応メーカーの拡大で、クルマへの本格普及がはじまった日本の救急自動通報システム。バイクへの搭載はいつになる!? 「D-Call Net®」に自動車メーカーが次々参画 認定NPO法人 救急ヘリ病院ネット[…]
2020年6月27日に毎日新聞が報道した「ハイオクガソリン、実は混合」という記事。ざっくり言えば、石油元売り5社が「各社が独自技術で開発した」オリジナルブランドとしてしてきたハイオクガソリンが、実は物[…]
人気沸騰のCT125ハンターカブは、すでに多くのユーザーが走りだしているが、現在でも場合によっては納車までそれなりの待ち時間が発生することもあるようだ。ところで、検討中もしくは様子見の方々からは時々「[…]
最新の記事
- ホンダ「DAX 1978」スペシャルエディション登場! 日本にも近いカラーで登場の可能性
- 価格差たったの2万円?! ホンダ新型「CB650R/CBR650R」Eクラッチ仕様の欧州価格が判明
- 復活のスズキ レース参戦マシン「GSX-R1000R ヨシムラ SERT EWC CN 仕様」のフルディテール大公開!【名古屋モーターサイクルショーで展示】
- 4気筒250ccのワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」にレディースクラス新設! MFJ女性スポーツ部会も発足
- 【SCOOP?!】カワサキにZ900RSベースの“角Z”計画は存在しない?! 安心して買うべしッ!! ドレミコレクション新作“Z900RS Mk.2スタイル”
- 1
- 2