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その差は9万9000円、ハンターカブは本当に“高い”のか

CT125ハンターカブとクロスカブ110は何が違う? スペック比較&カスタム車の可能性を探る

  • 2020/3/28
ホンダCT125ハンターカブ

勢いを増すホンダ原付二種ラインナップに、CT125ハンターカブが新たに加わった。発売は2020年6月26日とまだ少し先だが、すでに年間販売計画に迫る受注台数になっているという。約10万円安く、すぐに買えるクロスカブ110は有力な比較候補かもしれないが、コスパで勝るのはどちらかなのか?

CT125ハンターカブ[44万円] vs クロスカブ110[34万1000円]

話題沸騰のCT125ハンターカブは、すでに多くのユーザーが予約しており、場合によっては納車までかなりの待ちが発生しそうな勢いだ。ところで、検討中もしくは様子見の方々からは時々「高い」という声も。実際のところどうなのか、比較対象になりそうなクロスカブ110と合わせて考えてみたい。

クロスカブ110は、スーパーカブ110をベースにオフロードテイストの外装を与え、ひと回り太い前後タイヤなどで走りを整えたもの。CT125ハンターカブがスーパーカブC125をベースとしているのと同じく、カブ系オフロードの派生モデルと言える。

2車を比べてすぐに目につくのは、アップ/ダウンマフラーやディスク/ドラムブレーキといった違いだが、車体のディテールを見ていくと、かなり異なったマシン造りになっていることがわかる。

もっとも大きな違いはフロントまわりにある。クロスカブはアンダーブラケットのみでフロントフォークを保持するユニットステアであるのに対し、ハンターカブはアッパーブラケットを持つ、いわゆるモーターサイクルタイプのフロントフォークを持っている。これにより、フロントまわりの剛性が向上しているのは間違いなく、さらに副次的にはヘッドライトのハンドルマウント実現にも貢献しているはず。クロスカブのヘッドライト位置にマウントするには、ユニットステアの場合にはフレームマウントとせざるを得ないからだ。

また、ハンターカブのエンジンに沿うように取りまわされたガードパイプやエンジンガードの存在も見逃せない。クロスカブではこれらを装備しておらず、オフロードを走る場合にはグラウンドヒットなども想定して追加購入したくなる。

ホンダCT125ハンターカブ

ホンダ CT125 ハンターカブ

ホンダ クロスカブ 110

ホンダ クロスカブ 110

もちろん、前後ディスクブレーキ+ABSやアップマフラーといったハンターカブの装備も魅力的だ。このあたりを踏まえれば、約10万円差は妥当でこそあれ、けっして「高い」とは言えまい。もちろん、「そこまでのオフロード性能はいらないよ」とか、「クロスカブのスタイリングが好き」ということであれば、34万1000円で買えるクロスカブ110も十分に魅力的だ。ハンターカブにはない「くまモンバージョン」の存在も気になる。

エンジンに関しては、排気量の違いに加えて、ハンターカブはさらに低速トルク重視の特性になっていると読み解ける。最高出力は0.8ps差にすぎないと思われるかもしれないが、走行フィールはけっこう違いそうだ。このあたりは、実際に発売されてから比較試乗してみたい。

「ハンターカブは本当に高いのか」という問いに対しては「妥当もしくは安い」と言えそうだ。

CT125ハンターカブとクロスカブ110のスペック比較

クロスカブ110はカスタムで可能性が広がる

走行性能ではハンターカブに対して不利なクロスカブ110だが、約10万円の価格差を生かしてカスタムやツーリング費用に当て込むのも手。下記に紹介する2台は、日本一周を果たした下川原リサさんのプライベートカスタムと、2019年の東京モーターサイクルショーのヤングマシンブースにて出展したアウトドア仕様カスタムだ。

日本一周仕様を見て気付くのは、サイドバッグの装着にはダウンマフラーが有利かもしれない、ということ。また、ヘッドライトの上のキャリアにキャンプ道具などを積載した場合でも、フレームマウントゆえにハンドリングへの影響が最小限で済む。さらに経済性も加味すれば、積極的にクロスカブ110を選ぶ理由も確かにある。

下川原リサさんが日本一周に使用したクロスカブ110は、AF-Asahiのミドルスクリーン、SP武川のセンターキャリア、デグナーのサイドバッグを装着。リヤキャリアのボックスはDIYで取り付けた。

クロスカブ110・ルアーマガジン仕様

ヤングマシンの姉妹誌、釣り雑誌の「ルアーマガジン・リバー」が企画・製作したフィッシング&アウトドア仕様のクロスカブ110がコチラ。アップマフラーやフロント&センターキャリアなどで武装している。グッとオフロード車っぽい雰囲気が増している。実際の走破性も十分だった。

[次ページ]モーターサイクルショーに出展予定だった「CT125 ハンターカブ」カスタム3変化!

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