SUVテイストを重視つつ、オンロードも得意なアドベンチャークラス。続々とアッパーミドルに新作が登場している外国車勢では、KTMの790アドベンチャーラリーRやハスクバーナのノルデン901に注目が集まっている。〈ラインナップ〉KTM 1290スーパーアドベンチャー|1090アドベンチャー|790アドベンチャーR|690 SMC-R/エンデューロR|ハスクバーナ ノルデン901|701スーパーモト/エンデューロ
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
KTM 1290スーパー アドベンチャーS/R:電子制御システム満載のモンスター
ハイパワーを誇るLC8エンジンをクロモリ鋼管トラスフレームに搭載。前後19/17インチキャストホイールを履くツアラー系のSと、前後21/18インチスポークホイールでオフロード走行性能にもこだわったRがラインナップ。リーン角度を考慮しながら制御されるコンバインドABS(オフロードモード付き)やトラクションコントロール、タイヤ空気圧モニタリングシステムを採用。スマホと連動する6.5インチTFTディスプレイを備える。
KTM 1090アドベンチャー/R:走りを高めながら扱いやすさも考慮
1050の後継として’17年型で新登場。旗艦となる1290系よりはマイルドながら十分なパワーを発揮するLC8エンジンを、クロモリ鋼管トラスフレームに搭載する。このうちRは、前後21/18インチのスポークホイールを履き、エンジンガードやショートスクリーンを採用する。
KTM 790アドベンチャーR:パラツインエンジンで殴り込み
790アドベンチャーシリーズは、LC8cエンジンを前後21/18インチスポークホイールを履いた車体に搭載して、’19年型で新登場。このうちR仕様は、WP製前後サスのストローク伸長、ショートスクリーンや前後段差の少ないシートの採用などが施されている。
KTM 690 SMC-R/エンデューロR:ビッグシングルエンジンが刺激的
クロモリ鋼管製トラスフレームに、XPLOR仕様のWP製前後サスペンションを組み合わせる。’19年型で刷新され、モタード仕様のSMC-Rも復活。傾斜角センサーを、ABSやライドモード連動型トラクションコントロールの制御に活用する。幅広テーパーハンドルは振動対策でラバーマウント。
ハスクバーナ ノルデン901コンセプト:ハスクバーナ初のツアラー系
’20年型で新登場したKTMの890デュークRと同排気量のエンジンを搭載し、車体は同じくKTMの790アドベンチャーをベースに設計されている。オフロードでの優れた走行安定性も狙って、スポークホイールは前後21/18インチ径に設定。EICMA2019(ミラノショー)で披露されたコンセプトモデルには、LEDフォグランプやパイプ製ガード、ブレーキディスクカバーなどが装備されていた。仕様は不明ながら市販化宣言済み!
ハスクバーナ 701スーパーモト/エンデューロ:電子制御機構の充実化で戦闘力をアップ
KTM版690シリーズの兄弟車で、スーパーモトは前後17インチ、エンデューロは21/18インチのスポークホイールを履く。グラフィックチェンジも施された2020年型では、リーンアングルを考慮した制御のトラクションコントロールとABS、上下双方向シフターを新採用した。
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