世界初&日本初、二輪車技術進化の歴史

時代を切り拓いた革新のエポックマシン:ヤマハFZR400R【世界初・EXUP】

  • 2020/4/23
’87 YAMAHA FZR400R

●文:沼尾宏明 ※本記事で取り上げる「初」は、公道走行可能な量産二輪市販車としての”初”を意味します。なお、その定義には諸説ある場合があります。
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’87 ヤマハFZR400R〈世界初・EXUP〉低速トルクを補う画期デバイス

鉄フレーム+水冷直4のFZ400が、’86年にレプリカのFZR400に新生。FZ750と同様、GENESISによる45度前傾エンジンやアルミデルタボックスフレームで戦闘力を大幅に高めた。そして翌’87年、限定車として投入されたのがFZR400Rだ。クロスミッションやアルミ製タンクカバー、前後ラジアルタイヤを採用し、クラス初の特別仕様として羨望を集めた。中でも話題を呼んだのが排気デバイス=EXUP(エグザップ)の初採用だ。中低速トルクを補い、より力強い出力特性を実現。以降、多くのヤマハ4ストスポーツに導入される重要システムとなった。

’87 YAMAHA FZR400R

【’87 YAMAHA FZR400R】■車重162kg(乾) 水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 59ps 3.9kg-m ●当時価格:89万円 [写真タップで拡大]

’87 YAMAHA FZR400R

【可変バルブで排気の流れを最適化する】マフラー集合部に可変バルブを設け、エンジン回転数などに合わせて排気管内の断面積を変更。排吸気の効率を高め、パワーロスを防ぐデバイスがEXUPだ。以後、熟成を重ね、現行R1や2気筒にも搭載されている。 [写真タップで拡大]

’87 YAMAHA FZR400R

好評につき、’88からSTDのFZR400にも導入。さらに2代目の’88FZR250にも採用された。他社が4ストに同様のデバイスを導入するのは後年であり、EXUPが最もメジャー。 [写真タップで拡大]

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