バイクカスタムの真髄として確かな存在意義を持つ「合法マフラー」。その普及に取り組むマフラーメーカー8社が開発・販売している自信作を紹介する。まずはアールズ・ギアのZ900RSマフラー「ワイバン クラシックR UPタイプ」から。公道マフラーは何時間でも乗ってて楽しいのが条件、と同社は言う。
●取材・文:宮田健一/川島秀俊 ●撮影:川島秀俊/松井 慎/山下博史 ●取材協力:アールズ・ギア ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
Z900RSの持ち味を芯の部分まで味わえる
古くから法規制に合致しながら、高性能と魅力的なサウンドを追求してきたアールズ・ギア。その製品作りのコンセプトは「乗っていて楽しく、そして疲れない」
自らロングツーリングを楽しんでいることで有名な代表の樋渡治氏は、公道を走るうえで最も大事なことは「たとえ音やパワーに迫力があって刺激的でも、それが一瞬ではダメ、長く乗っていても楽しめることです」と力説する。
そのために、アールズ・ギアのマフラーはエンジン特性を最大限に引き出すことを基本に開発。「特性を引き出すには燃料をキレイに燃やしてあげることが必要。そうすると自然に排出ガスもクリーンになっていくんです。音作りに関しては、ユーザーも音量ではなく音質を求める時代になりました。これもエンジン特性を高めていくと、それに合ったいい音質に自然と近付いていくものなんです」
そんなアールズ・ギア自慢の1本が、Z900RS用の「ワイバン・クラシックR」。サブサイレンサーボックスを持たずスマート&軽量に仕上がったスタイルに、ノーマルよりはるかにパワフルながら何時間乗り続けても疲れないその楽しさやサウンドで、マシン本来のポテンシャルをとことん味わえる。
【Z900RS(’18〜)用ワイバン クラシックR UPタイプ】 ●重量:3.8kg(STD:11.7kg) ●税込価格:22万8800円(チタンドラッグブルー)、22万3300円(チタンポリッシュ)
サイレンサーは、焼け色が美しいチタンドラッグブルーのほかにクリアなチタンポリッシュもあり。またスタンダードタイプ(税込21万7800円〜22万3300円)も発売中だ。
精密に曲げられたエキパイは4-2-1構造。エンジン特性を引き出し、STD比7.1psの大幅アップを実現。
集合部後方はサブサイレンサーのない4-1ルックのスッキリスタイルを実現。
アールズ・ギアの製品はサイレンサー裏に政府認証を示すJMCAプレートを完備。
さらにレーシーなメガホンタイプ(税込22万7700円)もラインナップ。こちらはチタンポリッシュのみだ。
What’s New
CBR400R(’16〜’18、’19〜)用
STDから2.9psアップ&6kg減。低中回転からの大幅トルクアップで、コントロールしやすく刺激的なスポーツ性を引き出すフルエキだ。
![CBR400R('16〜'18、'19〜)用リアルスペック シングル タイプR[アールズ・ギア]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/090-07.jpg?v=1585914848)
【CBR400R(’16〜’18、’19〜)用リアルスペック シングル タイプR】 ●重量:約3.0kg(STD:約9.0kg) ●税込価格:17万3800円(チタンドラッグブルー)、16万8300円(チタンポリッシュ)
400X(’17〜’18、’19〜)用
こちらも2.9psアップや大幅な軽量化を実現。メーカー純正オプションパニアケースにも別売ステー取付KIT(税込880円)で対応する。
![400X('17〜'18、'19〜)用リアルスペック シングル タイプS[アールズ・ギア]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/04/090-08.jpg?v=1585914882)
【400X(’17〜’18、’19〜)用リアルスペック シングル タイプS】 ●重量:約3.0kg(STD:約9.0kg) ●税込価格:16万2800円(チタンドラッグブルー)、15万7300円(チタンポリッシュ)
関連するアーカイブ
あなたにおすすめの関連記事
環境意識を高め、良品を供給する基準「合法マフラー」 そもそも、なぜマフラーに「合法」が求められるようになってきたのか。現在の日本国内でマフラーが合法かそうでないかを決める決定的な要素は、「排出ガス」と[…]
年式・排気量区分ごとに細かく規定 (前ページより続く) 安心して使えるJMCA認証マフラー では、アフターパーツとしてどんなマフラーが「合法」なのかというと、法規制の導入や改正時期によって、下の表のよ[…]
ユーロ5時代到来も当面は安心。違法マフラー取り締まりは強化 どんどん厳しくなる環境規制。ついこの間変わったばかりかと思っていると、排ガス規制は国内でも'20年の暮れからユーロ5に準拠した新しいものとな[…]
基準調和が進む今だからこそアフターマフラーのメリットが 現在では世界的な基準調和でバイクの作り方がずいぶんと変化。日本仕様と海外仕様の差がほとんどなくなり、簡単にフルパワーが手に入るようにもなった。こ[…]
高品質な造りと確実な性能アップで、確固たる人気を誇るアールズ・ギアのマフラー。GPマシン開発にも携わった技術力の高さは、市販車用マフラーの開発においても高性能な製品群を世に送り続けている。その最新モデ[…]
最新の記事
- ホンダ「CBR250RR」歴代モデル図鑑【2022年モデル:艶やかなブラック登場】
- 「一緒に走り続けよう!」ハーレーダビッドソンジャパン新社長が販売店へ熱き言葉! 東京モーターサイクルショー2025〈動画あり〉
- トップガン マーヴェリックがもっと楽しめる! 知ってびっくりな「GPZ900R」劇中車のこだわり
- とっつきやすさは一緒だけど違いあり! 2025カワサキ「KLX230シェルパ/S」ライディングポジション/ディテール比較
- 赤フレームのニューカラー追加! ホンダ「CB1300シリーズ」歴代モデル大図鑑【2024年モデル】
- 1
- 2