ホンダCBフォアの専門店として世界的に知られる闇矢屋(ヤミヤ)。ホンダCB750Kシリーズのスペシャリストとして様々なパーツを復刻する一方で、ホンダ純正部品も取り扱う純正パーツディーラーでもある同ショップ。そのクォリティの高さに迫ってみよう。
●文:田口勝己 ●写真:栗田晃 ●取材協力:モーターサイクル闇矢屋 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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CBといえばココ! レストアコンプリートから様々なパーツまで取り扱う
ノーマル派からカスタム派まで、様々なユーザーニーズに対応した部品ラインナップやクォリティが光る、愛知県名古屋市の闇矢屋(ヤミヤ)。極めて美しく仕上げられたレストアコンプリート車は「闇矢屋クオリティ」とも呼ばれ、数多くのCBファンに支持されている。
シリーズモデルがカタログ落ちしてから、はや40年以上。どんなに大切にしても各部品の劣化は免れない。最近は部品故障以上に、劣化による機能不全が多い。
そんな現状を闇矢屋スタッフに訊ねると、確かに部品の劣化は多く、電気系補修部品は時期やブームに関係なく需要があるそうだ。特に、発電不良や充電不良に悩むオーナーは多く、電装系部品の劣化によって本来の性能を発揮していない車両も数多いそうだ。
初代OHC4気筒シリーズの存続に努力を惜しまないのが闇矢屋。自らの考えとユーザーニーズにより、様々な部品の復刻にも積極的で、それは電気系部品も同様だ。
絶版車や旧車を気持ち良く走らせるためには補修部品の調達が何よりも重要だが、メカニズムに関するノウハウはもちろん、部品情報にも長けた闇矢屋は世界中のCBファンに知られる存在なのだ。
闇矢屋クォリティと潤沢なパーツラインナップがあれば、今後しばらく初代4発シリーズは輝きを失わずに楽しめそうだ。
ユーザーニーズと同じCB愛で応えるラインナップ
絶版車ブームが手伝ったことで数多くの逆輸入中古車が里帰りしたが、コンディションが良い車両は年々減り、中古車としてそのまま販売できるような例は、ほぼ皆無となってしまった現在のCBシーン。闇矢屋では、これまでに数多くの車両を仕上げ、レストア車として販売してきた。
近年は、フルレストアが当たり前になり、車両価格も高騰しているが、CBシリーズをよく知る闇矢屋では様々な箇所に手を入れ、納得が行く仕上がりを目指している。
ペイント済み外装パーツに換装するだけでも見栄えが良くなった以前のCBシーン。しかし、ボルト1本にもこだわりを持ったファンも多く、闇矢屋では各カバー類の締め付けボルトを1セットにまとめたセット販売も手がけている。
そんなボルトキットだが、一般市販の全ネジパンスクリューではなく「半ネジ」と呼ばれる純正部品と同タイプのスクリューを求める声もあるため、コスト高を承知の上で、半ネジスクリューキットもストックしている。まさにこだわりの対応でもあるのだ。
車体の締め付けに多く使われる強度規格を示した「8」の文字が入ったボルトも数多くラインナップ。これがまさに「闇矢屋クォリティ」と呼ばれる由縁でもあるのだ。
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