遺産/伝統を意味する”ヘリテイジ”な外観ながら、走りは現代的なネオクラシック。往年の名車リバイバルが近頃の潮流だ。そのトレンドの火付け役となった大ヒットモデルカワサキZ900RSシリーズとクラス大本命のW800シリーズを紹介する。
●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
新作ラッシュは一段落も、リバイバル系が年々増加 トラブルがつきまとう本物の旧車に対し、安心して往年の雰囲気を味わえる現代のネオクラシック。人気を獲得したBMWのRナインTやヤマハのXSRシリーズは、往[…]
Z900RS:名車”Z”の末裔は不滅のスタイルと最新メカが競演
Z900RSにビキニカウルを装着したバージョンで、’18年にデビュー。王道のSTDに対し、レトロカスタムな雰囲気が特徴だ。さらにローハンドルと分厚い専用シートを採用。上体は若干前傾し、シート高は+20mmとなる。カウルにより高速道路は疲れにくく、ライポジの変化でフロントに荷重がかけやすいため、峠道が一段と楽しめる。’20では新色が2タイプ登場した。
Z900RS CAFE:走りが楽しい純正スポーティ”改”
ビキニカウルとM字形状のクラブマンスタイルハンドルバー、それにシングル風シートを装備。適度な前傾姿勢でのライディングを楽しめるカフェレーサーバージョンが「W800カフェ」だ。2本出しのキャブトンマフラーをはじめ52psを発揮する空冷バーチカルツインの動力スペックは他バージョンと共通。