’20国産新車バイク完全アルバム

’20新車バイク総覧〈大型ヘリテイジ|国産車#2/4〉カワサキ

遺産/伝統を意味する”ヘリテイジ”な外観ながら、走りは現代的なネオクラシック。往年の名車リバイバルが近頃の潮流だ。そのトレンドの火付け役となった大ヒットモデルカワサキZ900RSシリーズとクラス大本命のW800シリーズを紹介する。


●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

Z900RSにビキニカウルを装着したバージョンで、’18年にデビュー。王道のSTDに対し、レトロカスタムな雰囲気が特徴だ。さらにローハンドルと分厚い専用シートを採用。上体は若干前傾し、シート高は+20mmとなる。カウルにより高速道路は疲れにくく、ライポジの変化でフロントに荷重がかけやすいため、峠道が一段と楽しめる。’20では新色が2タイプ登場した。

【’20 KAWASAKI Z900RS CAFE】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps 10.0kg-m ■217kg(装備) シート高820mm 17L ●価格:138万6000円 ●販売中

Z900RS CAFE:走りが楽しい純正スポーティ”改”

ビキニカウルとM字形状のクラブマンスタイルハンドルバー、それにシングル風シートを装備。適度な前傾姿勢でのライディングを楽しめるカフェレーサーバージョンが「W800カフェ」だ。2本出しのキャブトンマフラーをはじめ52psを発揮する空冷バーチカルツインの動力スペックは他バージョンと共通。

【’20 KAWASAKI W800 CAFE】●価格:113万3000円 ●発売中

絞りの効いたM字形状のローハンドルとビキニカウルで、前傾すると往年のカフェレーサー気分を満喫できるポジションを再現した。

W800:もっとも「W」らしいW

あなたにおすすめの関連記事