ホンダRC213V+マルク・マルケスが猛威を振るった’19シーズン、真っ青なスズキGSX-RRはイギリスGPを制し鮮やかな存在感を示した。今季でスズキ3年目となる実質エースライダー、アレックス・リンスが駆ったマシンのディテールを写真12点で紹介する。
●文:高橋 剛 ●取材協力&写真:スズキ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
’19年型GSX-RRは、’18年型から見た目に分かるほどの大きな変更は受けていない。車体ではメインフレームの”カーボン巻き”(実際には接着)が目立つが、これは’18年型で採用済み。かなり手堅い作りだ。ただしエンジンは内部パーツをほぼすべて見直したまったくの別スペックで、数%程度のパワーアップを果たしている。
ボックス形状のフロントウイングレットが目立つが、風洞実験や実走テストの繰り返しによりカウル本体の空力特性を向上。ウイングレットはフィーリングを向上する最後の「味付け」だ。
馬力とドライバビリティの向上を両立すべく、アクラポビッチ製マフラーは2本出しとして過渡特性を高めている。マフラー後端のネットは転倒時などに異物が入ることを避けるため。
幅広くなりがちな直列4気筒エンジンながら、極力スリムに作られた車体。「今の段階ではV型エンジンが結果を残していますが、直4にも勝機があると確信しています」と技術者たち。
あなたにおすすめの関連記事
(前ページより続く) MotoGPマシンは極めて精巧にして繊細であり、それを走らせるライダーも鋭敏なセンサーの持ち主だ。彼らはわずかな差異を決して見逃すことはなく、それが精神状態に作用し、成績の優劣に[…]
MotoGPオフィシャルテストの開始を明日に控え、各チームはマシンの準備に余念がありません。毎年、セパンサーキット内でプレスカンファレンスが行われますが、今年は、スズキとヤマハがニューカラーをお披露目[…]
さーって、今年もMotoGP™日本グランプリが始まりますよー。Facebookの“過去のこの日”には、ツインリンクもてぎにいるネタばかり上がって来ています。毎年同じことをしているなーっと思いつつ、今年[…]
インドで開催されている「SUZUKI GIXXER CUP 2019」の第3ラウンドで、スズキはジクサーSF250(GIXXER SF 250)のレーシングバージョンを発表した。ボディはMotoGPで[…]
2019年4月14日にアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた二輪車レースの最高峰「FIM※1ロードレース世界選手権(MotoGP)」の第3戦において、MotoGPクラスに「GSX-RR」[…]
関連するアーカイブ
最新の記事
- 1
- 2