約35年の歴史に幕が下りる

ヤマハ セロー250はこのまま消えてしまうのか?【ファイナルエディション発売】

225㏄時代/250㏄時代を合わせて約35年の歴史を持つヤマハ セロー250の生産終了というニュースは、バイク業界および一般ライダーの間で衝撃をもって受け留められた。その最終モデル・ファイナルエディションは豪華装備を盛り込んだ特別仕様。新車を手に入れられる最後のチャンスとあって、人気が集中することが予想される。


●文/写真:谷田貝洋暁 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

’85 セロー225:乾燥重量103kgで登場

軽さのためのセルなし、荷重のかけやすいステップ位置、激下りでエンストさせて使うデコンプレバーなど、”走る、曲がる、止まる”性能に加えて、マウンテントレールとしての”登る、下る、転ぶ”を徹底追求。●223cc/20ps

’00 セロー225:225cc時代の最終型

セルスターター装備、燃料タンクの7.6L→8.8L→10L増量、リヤのチューブレスタイヤ化、リヤブレーキディスク化などなど、無印→W→WEと15年かけて”深化”してきた225世代の集大成。●223cc/20ps

’05 セロー250:排気量改変

高速道路100km/h 化時代の到来など、時代に即するため250ccの新型エンジンを搭載し、舗装路での性能を強化。現代のプラットフォーム戦略の先駆けであり、トリッカー、XT250Xといった兄弟モデルとともに登場。●249cc/21ps

’08 セロー250:FI搭載

排ガス規制に対応するため、キャブレターを廃してフューエルインジェクション化しディスコンを回避。この当時、ヤマハのFIセッティングの技術は群を抜いてよかった。またトレール量も見直されている。●249cc/18ps

’18 セロー250:キャニスター装備

一度カタログ落ちするも、キャニスターを装備し復活。カムシャフトや圧縮比、ECU、テールまわり、サイレンサー内部構造など、実はかなりの箇所を改変しており、登場までに時間がかかった。●249cc/20ps

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