ドゥカティ定番のLツインは健在

’20ドゥカティ パニガーレV2 試乗インプレ【Lツインの頂点はハンドリング自在】

’20年、パニガーレ959が最新のフォルムをまとったLツイン「パニガーレV2」へと進化。前稿のスペック紹介に引き続き、本稿ではヤングマシンおなじみのテスター・丸山浩がさっそくスペイン・ヘレスサーキットへ飛び、試乗インプレッションをレポート。V4とV2、その違いはどこにあるのかをチェックした。


●試乗:丸山浩 ●まとめ:宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

走り終え、改めてパニガーレV2を評価すると、パニガーレV4が技術的にもパフォーマンス的にもスーパーバイクの頂点を目指した存在であるのに対し、V2はLツインの持つファンライドな部分をサーキットに合わせ込んだマシンだと言えるだろう。どこのサーキット走行会に出かけても、朝のウォームアップから楽しみながらコースを攻略していくことができ、いい汗を流した充実感とともに一日が終わる。そんな体験を与えてくれる。V4のカッコよさには憧れていても、あそこまでのパフォーマンスは持て余しそうと考えていた人にもピッタリだろう。V2で上達していって、もっとパワーが欲しくなってくる、そんな段階に到達したら、ちゃんとV4が待っているのだから。

パニガーレシリーズ

サーキット以外はどうかというと、さすがにロングツーリングをするにはちょっと厳しいライディングポジションだ。だが、サスペンションを柔らかめに調整すれば、デイパックひとつで近場の見晴らしのいいワインディングにちょっと走りに行くといった楽しみ方には応えてくれるだろう。そもそもドゥカティには、その名も「スーパースポーツ」というLツイン937㏄のマシンがあって、そちらは110psとパニガーレV2よりさらに控えめな馬力ながら、気持ちよく峠のワインディングを走るには最適で、私もお気に入りだった。ただ、ドゥカティとしてはこれだけでは飽き足らなかったのだろう。パニガーレV2は、Lツインのスポーツ性をサーキットという場でとことんまで堪能させてくれる魅力的な1台と言えるだろう。

「スーパースポーツ」は、パワーは110psでV4やV2よりも少ないが、ドゥカティLツインのトルク感や軽快感を味わいながら、ツーリングやワインディングを爽快に楽しめるファンライドモデル。たまのサーキット走行も十分に楽しめ、価格が安いのも魅力だ。

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