第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

中国 銭江(Qianjiang)モーターサイクルとのコラボモデル

ハーレー338ccモデルは中国市場のみ投入、水冷Vツインの新世代モデルとともに日本導入は2020年よりも後に

  • 2019/9/2

ハーレーダビッドソンは2019年8月19日、バイクの日に行われたハーレー2020年モデル発表会で「ローライダーS」の復活をアナウンス。この時、本誌では気になる世界戦略モデルについてH-Dジャパンのグレッグ・ウィリス社長に話を伺った。6月に発表された中型モデルは、日本市場に導入されるのか……?

2020年末までに中国で発売される338ccの新型モデル

ハーレーダビッドソンは2019年6月、Qianjiang Motorcycle Company Limited(銭江モーターサイクル)とのコラボレーションによって、世界中でより多くのライダーを育成することを目的とした重要なステップを発表した。これは2020年末までに、より小さく手に入れやすいハーレーの新型モーターサイクルを誕生させ、中国市場に投入するというものだった。

ハーレーと銭江モーターサイクルは338ccの新型モデルを協働開発し、まずは中国市場に投入、そしてアジア市場へとプレミアムな中型バイクの販路を広げ、ゆくゆくはハーレーダビッドソンの大型バイクユーザーを育てていく。

銭江モーターサイクルはイタリアのブランド“ベネリ”のバイクを生産、販売することでも知られ、欧州のモーターショーなどでも積極的にニューモデルを発表している中国最大級のバイクメーカーだ。このコラボレーションには、ハーレーダビッドソンがアジアでの成長機会を活用し、国際ビジネスを年間売り上げの50%に成長させるという2027年の目標を達成するための「鍵」という側面もある。

気になる338ccモデルの日本市場への導入については、残念ながら今のところ白紙とのこと。ただ、日本の免許制度には普通二輪免許があり、特に若いライダーには400ccクラス以下の充実を望む声も多い。ここにに魅力的なモデルを投入することは、ハーレーダビッドソンにとっても将来のユーザー獲得への足掛かりとなるはずだ。

公開されたイメージにからは水冷単気筒エンジンを搭載し、リヤサスペンションはモノショックを右側にオフセット&レイダウンしてマウントしているのが特徴として見て取れる。ただし、これはあくまでもプロトタイプ。実際に市販されるものは違った姿になる可能性がある。

2018年7月に発表された「More Roads」プロジェクト

ハーレーダビッドソンは2018年7月に、水冷975ccのストリートファイターや、アドベンチャーモデルのパンアメリカ1250などの開発を発表。これらも2022年までに順次発売されることになっている。同プロジェクトでは中国でのディーラーネットワーク拡大にも投資、これにより中国でのハーレーの売上高は2018年に前年比27%増を達成している。

※本記事の内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

ヨ

記事一覧を見る

帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)