第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

30~40万円台の“軽バイク”が猛烈に欲しい!

125に見えない存在感! アプリリア SX125/個性派お手軽外国モデル×3台試乗#03

  • 2019/12/4
APRILIA SX125

30〜40万円台で買えるお手軽バイクたちの外国車編。今回はタイのGPXと、イタリアのアプリリアが日本で販売している3台のスタイルの異なる個性的なモデルを用意。ベテランとビギナー、それぞれの目にどう映るのかチェックだ。第3回はAPRILIAのSX125に試乗したぞ!

クオリティの高さや本格性能が自慢だ

ことり「ナンバープレートを見るまで125㏄とは思えない立派な車格ですね。シュッと尖ったデザインとかも垢抜けてる。それに細部のクオリティが高いのもいいですね」

丸山「生産地は中国なんだけど、イタリアメーカーならではのクオリティがちゃんと出ている。125なんだけど、本格モタードとして落ち度なく、しっかり作られているな。それに、やっぱり高回転まで回る水冷DOHC4バルブのエンジンはパキパキしていてパワーもあるから走っていて楽しい。ヘッドライトはハロゲンなんだけど、それを入れても41万円ちょっとという車両価格はコストパフォーマンスが非常に高いと思うぞ。ABSも付いてるし」

APRILIA SX125
APRILIA SX125 ●価格:41万8000円
イタリアのアプリリアによる125モタードモデル。中国で生産することでコストを抑えている。スチール製ダブルクレードルフレームに水冷DOHC4バルブ単気筒を搭載。ABSは制動時にリヤホイールの浮き上がりを補正する機能も持つ。
SPEC■全長2055 軸距未発表 シート高880(各mm) 車重134kg エンジン型式水冷4スト単気筒 124.2cc 15ps/10700rpm 1.34kg-m/8000rpm タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-17

ことり「880mmの高いシート高からも本格仕様なのが伝わってきます。身長160㎝の私だとようやく片足のつま先がツンツン。初心者が最初の1台に選ぶとするならその一点だけで安易には勧められないかも。最低でも身長165㎝くらいは必要じゃないかな。でも、走り出した後は普通に乗れるというか、車重が圧倒的に軽いおかげでむしろ扱いやすさでは得点が高いと思うんですよ。エンジンも素直だし、ハンドリングも気難しくない。気になったとすれば、シートがツルツルしすぎる上に形状の関係でブレーキングのときに着座位置が前方にズレちゃうところ。これも本格仕様だから?」

丸山「うん、そこは本気のモタード走りで身体が前後に動きやすいようにしているからだね。よく回るエンジンに合わせて、走りもイン側の足を出したりチャキチャキしたモタードらしい乗り方が本当によく似合うし応えてくれる。フレームも見た目から本気走りに向けた剛性感が伝わってくるよ」

APRILIA SX125
チャキチャキ走ってくれるエンジンフィール。ほどよく動きつつコシのあるサスで、しっかりしたハンドリング。車体とエンジンのマッチングに優れたマシンだ。ABSはフロントのみでブレーキの性能はクラス並みの印象。

ことり「メーターも本格仕様で最小限ですもんね。でも、ビギナー向けとして見た場合、もっと表示は欲しいなあ。私は回転計とギヤポジション表示がないと、ちゃんと適切なギヤで走っているか判断するのに困っちゃう。慣れれば音で判断できるんだろうけど、やっぱりその2つは付けて、視覚でも判断できるようにして欲しかったな」

丸山「125だからと言って単純にビギナー向けに終わらないバイクってことかな。僕からすると125でこんなに楽しく走れるバイクはなかなかお目にかかれない。かなり貴重な存在だと思うよ」

ここがイイ!

なんたって水冷DOHC!

APRILIA SX125
今回の3台の中では唯一の水冷、そしてDOHC。しかもFI! 排気量ではもっとも小さい125㏄ながら15㎰とパワーもある。オフブーツを考慮してかシフトペダルのストロークは若干大きめ。

クオリティが高い!

APRILIA SX125
パーツ各部に至るまでアプリリアの名を汚さない高品質ぶりが目に留まる。ハンドルバーもテーパー形状になっていたり、角度調整のための目盛りが印字されていたりと芸が細かい。

鋭い本格デザイン

APRILIA SX125
アップフェンダーのシュッとしたデザインをはじめ、本格モタードらしいシャープなイメージをひと目で伝えてくれるデザイン。走りもこれを裏切らないから、きわめて優秀だ。

ライポジ&足着き

APRILIA SX125
(テスター身長168cm、体重61kg) シート高は880㎜と高いが、シート幅がスリムなので足着きは両足指まで着く。ライポジは上半身が直立。ステップ位置も自然だ。シートは着座位置から前方にかけてフラットに伸び、スポーツ走りの際にライダーが前後に動きやすいようになっている。
APRILIA SX125

●落ち度がない本物志向
●各部のクオリティが高い
●ベテランも楽しい貴重な125

APRILIA SX125

●とにかく軽くて乗りやすい
●所有感を満たす大きな車格
●両足さえ着けば初心者でもOK

●まとめ:宮田健一 ●撮影:松井 慎

関連する記事/リンク

※本記事の内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

丸山 浩

丸山 浩 丸山 浩

記事一覧を見る

「全国2000万人のヤングマシン読者諸君!」の呼びかけでおなじみのヤングマシン誌メインテスター。レーシングライダー出身だがユーザーである一般ライダーの目線を忘れない。