テレビやインターネットで何かと話題になっている、作業着界のトップブランドがワークマン。“バイク用”を謳った製品もリリースしはじめるなど、無視できない勢いがある。2年前から同社のPB(プライベートブランド)商品を愛用している本誌テスターの大屋が、今回の企画のために最新アイテムを自腹で購入。全6アイテムの2品目は、防水メッセンジャーバッグをテストする!
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TEST-2 突然の雨でも慌てない。スリムなのに大容量【AEGIS[イージス]・防水メッセンジャーバッグ】
TESTER:大屋雄一 父が大型車ミキサー車の運転手で自分も工業高校出身のため、小さい頃から作業服と安全靴と工業用ピンク石けんが身近にあった本誌テスター。ワークマン通いはもはや週一レベルだ。
(◯)見た目以上の高い収納力、背負い心地も及第点以上
この商品、名前は〝メッセンジャーバッグ〞だが、いわゆるショルダータイプの派生版ではなく、ご覧のとおりバックパックだ。防水バッグといえば生地を溶着して作られるのが一般的だが、これはどう見ても縫い目から浸水しやすい縫製を採用している。大丈夫なのか? と思って中をのぞくと内部は二重になっていて、内側の袋はきちんと溶着で作られている。しかも、この内外の袋の間にできる空間を収納スペースとしており、実質的にメインとサブの2室構造となっているのだ。
見た目にスリムなこのバッグ、実は縦方向に長いので、驚くほど収納力が高い。宿泊施設を利用した1〜2泊程度のツーリングなら、これ一つで事足りるだろう。また、長いがゆえにバイクにまたがると、バッグの底面がタンデムシートに載る格好となり、両肩への荷重が軽減する点も見逃せない。
背負い心地は非常にいい。絶妙にカーブしたショルダーベルトは体に無理なくフィットし、背面のパッドが荷重を分散してくれる。しかもここのクッション材が厚いおかげで、角の尖った硬い物を中に入れても背中が痛くなりにくい。チェストベルトもフィット感の向上に貢献しており、さまざまなメーカーの優秀なバックパックを参考にして設計されたことがうかがえる。
これも3レイヤー透湿レインスーツバイカーズと同様、土砂降りの中を走ってみたのだが、メイン室への浸水は皆無で、サイドファスナーからアクセスするサブ室も中は濡れていなかった。後者については、条件により浸水する可能性はあるので過信は禁物だが、すでに濡れてしまったものを分別して収納できるなど、さまざまな使い方が可能だ。
(△)イエローは汚れが目立ちやすい。スモールサイズも欲しいところ
誌面映えを優先して選んだイエローは汚れが目立ちやすく、しかも落ちにくいので悩みどころ。ブラックが圧倒的に売れているというのも納得だ。それと、縦に長いので底にある物を取り出すのが一苦労。普段使いもしているので、もう一回りほどコンパクトなバリエーションモデルが欲しい。
(結論)バックパック派も納得、自慢したくなる逸品だ
バックパックが大好きで、同様に二重構造の防水タイプ(アメリカ製で当時価格約3万円)も所有している私にとって、このバッグの登場は衝撃的だった。ポリ塩化ビニル生地がやや安っぽく見えるが、防水性やフィット感など機能的な部分は何ら文句なし。黒を買い足そうかな!?
●写真:松井 慎/山内潤也
※ヤングマシン2019年8月号掲載記事をベースに再構成
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