2018年にフルモデルチェンジしたニンジャ400/ニンジャ250は、2019年モデルのカラーチェンジで250のKRT(カワサキレーシングチーム)エディションをいったん廃止(400では継続)。そして今回の2020年モデルでは、グラフィックをリニューアルしたKRTエディションを400/250ともにラインナップすることが発表された。
※トップ写真はNinja 400
ジョナサン・レイの熱い走りを感じ取れ!
2020年モデルでカラーチェンジを受けるニンジャ400/250(Ninja 400/Ninja 250)は、ともにKRTエディション(ライムグリーン)と黒×グレー、白×黒の3色展開となることが発表された。なかでも注目は、7月28日に決勝が行われた2019“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(第42回大会)で26年ぶりの優勝を遂げた、カワサキレーシングチームのカラーをまとったKRTエディションだ。グラフィックも従来のKRTエディションから刷新され、ジョナサン・レイ選手とレオン・ハスラム選手が走らせたNinja ZX-10RRと同様の赤い差し色が施された。カワサキファンならずとも、あの8耐終盤の緊張感と興奮を思い出させるカラーリングにはグッとくるはずだ。
特にニンジャ250は2019年モデルでKRTエディションが設定されておらず、「ライムグリーンでなければ!」というファンには待望の復活となる。
発売日はニンジャ400/ニンジャ250ともに2019年9月1日だ。
KAWASAKI Ninja 400 KRT EDITION[2020]
軽量トレリスフレームに398ccの高出力エンジンを搭載。250cc並みの運動性にクラス最高レベルのトルクを持ち、爽快な加速とハンドリングが楽しめる。足まわりはφ41mmの大径フロントフォークや前後ラジアルタイヤを備え、LEDヘッドライトユニットやアルマイト仕上げのフォークキャップなど質感も高い。このKRTエディションは、スーパーバイク世界選手権で戦うNinja ZX-10RRと同イメージのカラーリングを採用し、よりアグレッシブな雰囲気としたのが特徴だ。ツーリングからスポーツ走行まで幅広くカバーするキャラクターや主要諸元に変更はない。
こちらはニンジャ400 KRTエディションの2018-2019年モデル共通のカラーリング。サイドカウルの“400”の文字はスーパーバイク世界選手権のNinja ZX-10RRに新型ニンジャ400よりも似ているが、赤い差し色が無いなど、ややおとなしめの印象。価格は大きく変わらないので、今なら好みで選べそうだ。
KAWASAKI Ninja 400[2020]
こちらはスタンダード色の2台。ブラック仕様には新たに金の差し色が入り、白×黒は今までにない新鮮なカラーリングが目を惹く。従来の黒×緑および黒×赤は廃止となる。
【KAWASAKI Ninja 400 & Ninja 400 KRT EDITION 2020】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg■水冷4ストローク並列2気筒 DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:71万2800円(全色共通) ●色:緑×黒、黒×金、白×黒 ●発売日:2019年9月1日
KAWASAKI Ninja 250 KRT EDITION[2020]
ニンジャ400と同様の車体構成で、見分けるコツはサイレンサーの長さや“250”の文字、バイアスタイヤの採用(400はラジアル)といったぐらいしかないほど瓜二つの兄弟車。2019年モデルにはKRTエディションの設定がなかったため、ファンには待望の復活となる。
KAWASAKI Ninja 250[2020]
400と同様のスタンダード色をラインナップ。従来のシンプルな黒および銀×黒は廃止され、すべて新色に入れ替わる。
【KAWASAKI Ninja 250 & Ninja 250 KRT EDITION 2020】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1125 軸距1370 シート高795(各mm) 車重166kg■水冷4ストローク並列2気筒 DOHC4バルブ 248cc 37ps/12500rpm 2.3kg-m/10000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17 ●価格:64万2600円(全色共通) ●色:緑×黒、黒×金、白×黒 ●発売日:2019年9月1日
【別アングル】Ninja 400 & Ninja 400 KRT EDITION[2020]
【別アングル】Ninja 250 & Ninja 250 KRT EDITION[2020]
関連する記事/リンク
東京モーターショーで初公開された'18年型は、初の完全新設計を敢行。250では馬力が6㎰増しの37㎰でCBR250RRに肉薄、車重は8㎏減の166㎏でABS付きではクラス最軽量に。Fフォークはイージー[…]
エンジンの持つパワーを全開で発揮できる0→1000mテスト。完全新設計をうたう新ニンジャ250&400の動力性能がライバル勢に対して、どれだけ違いを見せるのか。ミドルクラスの勢力図がこれで大きく塗り分[…]
エンジンパワーだけでは推し量れないハンドリングやシャーシの限界性能を確かめるためにサーキットでのラップタイム計測も実施。クラス王座の奪還を遂げることができるか新ニンジャの真価が試される! ※ヤングマシ[…]
0-1000m加速にサーキットアタックと、限界性能ばかりをレポートしてきたが、本来のステージはやはり一般公道だろう。もちろん、そっちの検証も抜かりなし。高速+市街地でしっかりテストしてきたぞ! ※ヤン[…]