ニューモデル発表ラッシュを迎える秋を控え、早出しの2020年モデルが正式発表! ここでは快進撃を続けるベストセラーのZ900RSの2020モデル情報をお届けしよう。
初代の火の玉カラーに続くのは’74年のイエロータイガーだ!
カワサキZと言えば”火の玉”と言ってもいい程親しまれているオレンジとブラウンのツートーンカラー。’18年にデビューしたZ900RSが大ヒットしたのはこの鉄板カラーを採用したのも理由の一つだろう。それだけカラーリング設定が重要となるZ900RSの新色がどうなるかは、以前からかなり注目されてきていたが、その答えは”イエロータイガー”だった。
火の玉にしてもタイガーにしてもあくまでも通称で、タイガーの正式名はキャンディトーングリーン。これは’74年に発売されたZ1/Z2と同じカラー名を踏襲したもので、’73年初代の火の玉=キャンディトーンオレンジ×キャンディトーンブラウンに続くカラーリングとして最も相応しいもの。過去の遺産をリスペクトしたZ900RSならではの正常進化と言えるだろう。価格は従来のオレンジの据え置きで132万8400円。もう一色の黒も同価格となり、従来の129万6000円から約3万円アップとなっている。
ブラックはライン無しに! イメージはあの頃の定番改
一方で、RSのブラックは、メタリックスパークブラックからメタリックディアブロブラックに名称を変え、従来のグラフィックが取り除かれた単色のクロに。「全身をブラックアウトし不変のカッコよさ・男らしさを演出」とカワサキは説明しているが、このカラーは’70年代のバイクチームのカスタムをイメージしたものだろう。今でもZ改でよく見られるカラーだけに、タイガーと並んで人気が集まりそうだ。
カフェはライムグリーンが新展開に、新色のブルーも激シブの一品
ビキニカウルと専用シート、ローハンドル&ミラーを装備したカフェも’20年に新色を投入。’18~’19年型で一貫して投入されてきたライムグリーンが黒、白の3色を塗り分ける新デザインに刷新。従来のライン入りはブルー系の新色を採用した。価格は136万800円で、従来型の135万円から1万800円アップとなっている。
主要諸元■全長2100 全幅865[845] 全高1150[1190] 軸距1470 シート高800[820](各mm) 車重215[217]kg■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量17L■ブレーキF=Wディスク R=ディスク タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※[ ]はCAFE
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