車格もパワーも手頃でイージー。遊びゴコロにあふれたモデルから、スポーティなマシンまでバラエティも豊か。アジア市場の拡大に伴い、原付二種クラス(51~125cc)の車種は拡大するばかりだ。
初代のオマージュと最新テクノロジーの融合
グロム系の124ccエンジンを搭載し、往年の名車の姿をオマージュする手法によって、昨年の同時期に登場したモンキー125とともにホンダの原付二種の看板モデルとなっているスーパーカブ C125。細部までこだわり抜いた質感や装備は、スーパーカブが実用車から趣味のモーターサイクルへと踏み出した証だ。灯火系はすべてLEDだし、スマートキーや電動シートオープナー、液晶&指針のコンビメーターといった上級装備を満載。さらに17インチのキャストホイールやフロントのディスクブレーキ(フロントはABSも装備)で走りの安心感を得た上に、金属製リヤフェンダーを始めとする各部のメタルパーツで上質感も追求された。キャリアを「Honda」のH型にデザインしたり、C100のレッグシールド内側上部に存在するエアクリーナーの蓋まで(ダミーながら)再現するなど、遊び心や洒落も利いている。
60年目に生まれた史上最大&ゴージャスカブ
初代スーパーカブC100のイメージに現代的なモダンさを融合し、質感の高いパーツを奢ったプレミアム仕様。カブ誕生60周年の節目である’18年にデビューした。歴代最大の125㏄ユニットは、海外仕様のウェーブ125iを基に出力をアップ。フレームは剛性を高めた専用品で、ディスクブレーキやアルミキャストホイールの足まわりも豪華だ。’19では新色のグレー×ホワイトを設定。シートはグレーのツートンとなる。6月頃発売の予定だ。
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