650cc V型2気筒(Vツイン)エンジンを搭載したスリムで軽量なロードスポーツバイク・スズキ「SV650 ABS」と、SV650ベースでカフェレーサー的な外観を纏ったネオレトロ「SV650X ABS」の2019年モデルが発表された。カラーリングやマフラーカバー等に変更が施され、1月後半に発売される。
SV650 ABS:軽快・俊敏・扱いやすいロードスポーツ
「SV650 ABS」の最大の特徴は、スリムで軽量な車体(装備重量197kg)により、街乗りからツーリングまで幅広い走行条件において、軽快で優れたハンドリング性能を楽しめること。645ccVツインエンジンに「ローRPMアシスト」機能が組み合わされ、発進・停車を繰り返す市街地走行での操作性を高めている。また、ワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」や、前後輪のホイールスピードセンサーにより車輪ロックを一定範囲で防ぐABSも標準装備されている。
今回の仕様変更では、ブレーキキャリパが従来の2ポットから異形対向4ポットに変更される。直径290mmフロントダブルディスクと直径240mmのリヤシングルディスクと相まって、より強力な制動力とスムーズなブレーキ操作性が発揮されるだろう。
スタイリングについては、”スリム&シンプル”のコンセプトにより、すっきりとしていて飽きのこないボディラインが美しい。新しいボディカラーは(#1)グラススパークルブラック/パールグレッシャーホワイト(#2)オールトグレーメタリックNo.3(#3)グラススパークルブラックの3色展開。新デザインのマフラーカバーも装着される。
SV650X ABS:ネオレトロ直球勝負
ベースモデルのSV650に対し、カフェレーサースタイルの個性的なスタイリングを施した「SV650X ABS」。左右のスリットでアクセント付けしたヘッドライトカウルやセパレートハンドル、立体感を強めたタックロールシート、”SUZUK”文字入りの燃料タンクなど、レトロ感満載のデザインだ。
こちらのもベースモデルと同様に、4ポットのブレーキキャリパやマフラーカバーが変更。新たなカラーリングは、オールトグレーメタリックNo.3のボディにブラウン/ブラックのシートが組み合わされる1色展開だ。
SV650 ABSは1月23日、SV650X ABSは1月29日に発売される。
車名 | SV650 ABS | SV650X ABS |
全長(mm) | 2,140 | |
全幅(mm) | 760 | 730 |
全高(mm) | 1,090 | |
軸距(mm) | 1,450 | |
シート高(mm) | 785 | 790 |
キャスター角(度)/トレール量(mm) | 25°00´/106 | |
車両重量(kg) | 197 | |
エンジン型式 | 水冷4サイクルDOHC4バルブV型2気筒 | |
総排気量 (cc) | 645 | |
内径×行程(mm) | 81.0×62.6 | |
圧縮比 | 11.2 | |
最高出力(ps/rpm) | 76.1/8,500 | |
最大トルク(kgf・m/rpm) | 6.5/8,100 | |
燃料タンク容量(L) | 14 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク(ABS) | |
ブレーキ後 | 油圧式シングルディスク(ABS) | |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 | |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 | |
車両本体価格(税込) | 73万8,720円 | 78万1,920円 |
※情報提供:スズキ