10月上旬、アメリカのAIMEXPOが終了した。そして11月6日にはEICMA(ミラノショー)が控えているが、カワサキが打ち出しているティザー広告では6台のニューモデルがオープンとなり、4台がカバーを被ったまま。果たして残りはどんなモデルだろうか。
アメリカではZX-6Rがワールドプレミアに
10月10日に配信した当WEBの記事では、「ティザー広告の画像にはカバーがかけられたニューモデルが全部で10台写し出されているが、左端の表示から前列の6台がAIMEXPO(アメリカ)で発表されるモデル、後列の4台がEICMA(ミラショー)で発表されるモデルと考えるのが自然だ。そのシルエットから大きい、小さい程度は分かるが中身までは推測するのは難しい。また、すでに発表されたNinja ZX-10Rシリーズや新型Ninja H2シリーズも含まれている可能性もあるだろう」とした。実際にカバーが外されると、アメリカでワールドプレミアになったZX-6Rの脇を固めるのは新型ZX-10RシリーズとH2シリーズだった。これらは日本や欧州などで公開されていたが、アメリカでは初公開なのでこのような表現になるのは自然なことだ。
そして、次は11月のイタリアミラノショー(EICMA)。欧州ではすでに独インターモトショーが開催されているので、欧州で未公開の2019年モデルはZX-6Rのみ。ただし、新型ZX-6Rについてはアメリカで公開されるタイミングで欧州のWEBサイトにも掲載されたので、現在ティザー広告でカバーがかけられている残り4台は全てが初公開モデルの可能性もあるだろう。一方、欧州のラインナップで2019年モデルに切り替わっていないのは、ヴェルシス1000とNinja H2 SXシリーズくらいなので、この2車種が変更を受けて初公開されるかも知れない。
【スクープ1】新型Ninja H2 SX SE
圧巻の加速をリラックスしたライポジで味わえるSCツアラーのH2SX。ZX-10Rと同様、SEにショーワ製の電子制御セミアクティブサスを搭載したグレードが設定されるとの噂がある。高速クルーズや峠などステージに最適な減衰力が得られ、一段と快適度がアップするハズ。登場時期は’19年とも’20年とも言われ、定かではない。 ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
【スクープ2】新型Versys1000(ヴェルシス1000)
’12でデビューし、’15でビッグチェンジした直4クロスオーバー。次期型は、’16で刷新された現行ニンジャ1000譲りのエンジンと電脳デバイスを獲得する模様だ。同時に、最新のニンジャ顔を獲得。よりカッコよく、ボッシュ製6軸IMU(慣性センサー)やコーナリングABSなどのサポートで走りの魅力がアップするとの情報だ。 ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
尚、最新情報によると、ヴェルシス1000に電サスが搭載される可能性もありそう。
【スクープ3】新型W800
’16年型で惜しまれつつも生産終了したW800が、根強い要望に応え、復活する模様だ。773㏄空冷バーチカルツインは、ヤマハのSRやセローと同様、規制対応のみとなるらしい。トライアンフのボンネビルが空冷→水冷化したのに倣い、水冷化や1000㏄化の噂もあったが、従来型を引き継ぐようだ。なお、情報筋によると「シンボルであるベベルギアは高コスト。将来的に水冷の新規エンジンに発展していく可能性もある」という。空冷は次で最後? ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
その後、パリモーターショーに’60年代に発売されたスクランブラースタイルのW2TTが展示されたことから、新型W800にはスクランブラー仕様もあるのでは?! という指摘もある。
【スクープ4】新型KLX125
カワサキが欧州でニンジャ125とZ125のスタイル写真と概要を発表した。これをベースに、マルチパーパスモデルに仕上げた「KLX125」が隠しダマとして用意されている、との情報をキャッチ。現行KLX125は既に生産終了しているが、その後継機となり、大径ホイールやロングストロークのサスなど専用装備が施されるだろう。なお、新型ニンジャ&Z125は日本国内での発売が濃厚。KLX125も同様となりそうだ。 ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
【スクープ5】新型Z400
発売以来、400クラス王者のCB400SF/SBを超えるほどの販売台数を記録しているニンジャ400。これをベースに、ネイキッドの派生モデル「Z400 」が出る可能性は高い。シリーズ共通の「凄み」デザインを施したファイター系と予想される。より軽快な走りが楽しめそうだ。そして、Zが出るなら期待したいのが「Z400RS」。ファイター系のZ900をベースにネオクラのZ900RSが開発されたが、ヨンヒャクでも同じ展開をお願いしたい。ゼファーの空冷直4とは異なるが、現代版ゼファーの雰囲気は十分。 ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
「【スクープ】カワサキの2019年新型モデルは何が出てくる?!」記事はこちらへ。