2018年9月13日、ヤマハがLMW(Leaning Multi Wheel=バイクのようにバンクして旋回する3輪以上の車両の総称)テクノロジーを採用したフロント2輪の3輪モデル、NIKEN(ナイケン)を国内で正式発表した。
リラックス&エキサイトメントを提唱
2018年5月の欧州デビューに続いてNIKEN(ナイケン)がついに国内デビューを果たした。NIKEN(ナイケン)は、進化したLMWテクノロジーが生み出す安定感に支えられたコーナリング性能と長距離でも快適に過ごせるクルージング性能を両立させた最新の3輪モデル。2014年に登場したトリシティも採用しているLMWテクノロジーに、専用開発した新ステアリング機構である「LMWアッカーマン・ジオメトリ」を投入することで、3輪ならではの安定感だけでなく、スポーティーなコーナリングや自然な操舵性を両立している。
攻めの3輪モデルを構築
倒立&タンデムフォークの外側片持ちフロントサスペンションや410mmのトレッド、2軸ステアリング機構により45度のバンク角を実現。また、2軸ステアリング機構は、約50:50の理想的な前後重量配分を実現し、優れたハンドリングにも貢献している。エンジンは、MT-09用の845㏄並列3気筒を採用するもクランク慣性モーメントを18%アップさせ、さらにFIセッティングを変更することでスポーティかつマイルドな操作性と粘り強いトルクを引き出している。ミッションは263㎏の車重とスポーティな走りに応えられるよう、YZF-R1と同じ強度に優れた素材を使用している。
スタイリングは「New Type of Agility & Controllability」がコンセプト。フロント2輪とタンデムフォークのフロントサスペンションをタイヤの外側に配置した新しいメカニズムのインパクトのあるシルエットによりスポーティな運動性能を視覚化している。カラーリングは、ヤマハのレーシングスピリットを象徴するブルーをホイールなどに配し、攻めのLMWを表現した。
ニュース提供:ヤマハ
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