2018年3月23日に開幕した東京モーターサイクルショーでの注目車種を掲載していくシリーズ。今回は市販予定車となったスーパーカブC125に東京で接触できたので以前に公開されたプロトタイプと比較しながら紹介しよう。
市販予定車のスーパーカブC125は細部に変更が
2017年10月の東京モーターショーに続いて大阪&東京モーターサイクルショーに出品されたスーパーカブC125。今回は市販予定車として展示され、跨りも可能状態で展示された。カラーリングは昨年の東京モーターショー時と変わらずだが、日本語のコーションラベルが貼り付けられており、より量産モデルに近づいていることを示している。また、展示車両には従来あったABSが装備されておらず、国内発売時はABSなしになるかも知れない。もしくは、ありとなしが選べるようになるのかは現時点では不明だ。また、2017年10月時の仕様と2018年3月の大阪・東京仕様では細部に違いがあるのでそれも比較してみよう。
二人乗りできるのもカブの強み
スーパーカブC125のエンジンはグロム系124ccという情報だ。発売されれば同系のエンジンを採用するモンキー125と人気を二分しそうな関係になりそうだが、異なるのは乗車定員。モンキー125が一人乗り仕様で発売されることは間違いない。一方、カブC125はタンデムシートこそないがステップは装備されており二人乗り可能だ。という訳で、東京モーターサイクルショーで男性二名で跨ってみた。カブC125の全長1910mm×全幅710mm×全高1002mmというサイズはスーパーカブ110の1860×695×1040と同等以上で、二人乗りでも余裕のあるライディングポジションを実現している。また、出力はカブ110よりも高いと予想されるので、二人乗り用途も考慮するなら原付2種のギヤ付きの中ではカブC125がベストになりそうだ。
撮影:山内潤也