’15年の東京モーターショーで展示されたスポーツタイプの大型LMW(リーニング・マルチ・ホイール)が、今年も登場。二刀流を意味する、その名も「NIKEN」(ナイケン)だ。ヤマハの柳弘之社長が「2018年の投入」を明言しており、市販版に近いバージョンと思われる。
ムサシのようにコーナーを斬る!?
LMWは、前2輪+後1輪ながらバイクのようにバンクできる新感覚の乗り物。’14年に登場したトリシティでおなじみで、誰もが安心してコーナリングを楽しむことが可能だ。前回の東モでは、MT-09の並列3気筒849ccを積むMWT-9が披露。スクータータイプではなく、スポーティなバイク然とした初の3輪モデルとして大きな話題を呼んだ。
そして’17年、装いも新たに「NIKEN」(ナイケンと読む)として姿を現した。フロントの2本フォークが宮本武蔵のような「二刀流」に見えることから「二剣」=NIKENと命名。プレスカンファレンスで柳弘之社長が東京モーターショーの大型LMW(リーニング・マルチ・ホイール)の「2018年の投入」を明言した。
11月6日、全てが明らかに?
開発者のガードは固く、具体的な情報はほぼ得られなかったが、やはり市販版に近いバージョンと思われる。リリースに「さまざまに変化する路面や、コーナーが続くワインディングロードを自在に駆け抜ける高いスポーツ性能を実現」とあるように、LMWの安心感&安定感とMT-09の動力性能が融合すれば、超コーナリングマシンが完成することは確実だろう。11月6日のミラノショーで「full information」が明らかになるとのアナウンスが。詳細はしばし待つべし!
■全長2150 全幅885 全高1250(各mm)■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ