8月31日で生産終了し、その後の復活が気になるモデルの筆頭といえばCB1300&400シリーズだろう。ホンダから生産終了のアナウンスはないが、両シリーズとも平成19年排ガス規制対応のままなので現行型は生産が終了したはず。では次期型はどうなる?!
踏みとどまる伝統の日本ネイキッド
先に掲載した次期CB1000Rが2018年に国内に導入されることが予想される中、CB1300シリーズは今回の排ガス規制で生産終了となる動きがあった。実際、本誌スクープでも1300→1000ccへのダウンサイジング&世代交代と何度か報じたが、最終的には平成28年排ガス規制に対応し継続することが決まったようだ。そして、嬉しいことにCB400シリーズも同様に継続となる模様だ。情報では大幅なモデルチェンジは行われず、規制対応とカラーリング程度の変更だろうということだが、グローバル化一辺倒とはしなかった今回のホンダの決断に拍手を送りたい。
CBネイキッドは今後3つのシリーズに分岐か
CB1300&400シリーズが継続と予想されることにより、今後、ホンダのネイキッドは国内で大きく3つの潮流が共存することになるだろう。まずは、王道のCBスーパーフォア&スーパーボルドールシリーズ。そして、空冷ネオクラシックのCB1100シリーズ、さらに先進のCB1000Rの3つとなる。新しい潮流となる「R」の血統はまさにこれからというシリーズだが、グローバル化という観点から見ると、今後最も躍進が期待できそうだ。それを示唆するように、9月5日、タイでCB150Rが発表されたのだ。CBR150RをベースにNK化されたモデルは、本誌がスクープしている次期CB1000Rホーネットに似ている。正確に言うと、今後発表されるであろう次期CB1000RがCB150Rと同じ系統ということになるだろうが、CB-Rネイキッドがシリーズ展開されそうな気配なのだ。