ダイナと統合された新ソフテイル8台を紹介
ハーレーダビッドソンの2018モデル全33機種が正式発表。最大の目玉は、ダイナファミリーと統合されてフルモデルチェンジした新ソフテイルファミリー8台! これまでハーレーダビッドソンは全部で7カテゴリーあった中で、ビッグツインツインエンジンを積んだ中核にあたるカテゴリーとして、リジッドサス風フレームのソフテイルとコンベンショナルなリヤ2本サスを持ったダイナの2ファミリーを設定。全13台をラインナップしていた。それが今回、整理統合されたというわけだ。
フルチェンジにあたり、エンジンはデュアルカウンターバランサーを装備した新型のミルウォーキーエイト107エンジン(1745cc)と一部モデルに設定されるミルウォーキーエイト114エンジン(1868cc)の2つを採用。旧モデルの1689ccから排気量アップを果たした。リヤサスを底面にレイアウトしてリジッド風に見せる特徴的なフレームも、そのリヤまわりのジオメトリを見直して乗り心地やタイヤのグリップ力、制御性が改善された。リヤサス本体はプリロード調整機構も完備。またフロントフォークには日本車にも採用されて評価の高いデュアルベンディングバルブタイプが全車に採用されることとなった。ヘッドライトもすべてLEDとなっている。



このようにエンジンも車体もすっかり一新されたわけだが、それぞれのモデルは旧型が持つデザインイメージの魅力を損なわずほとんどそのままに継承しているところは、さすがハーレーダビッドソンと言うしかない。それでは新ソフテイル8台をひとつひとつ見ていこう。

ファットな前後タイヤに個性的なヘッドライト、スポーティなマフラーやテールまわりで力強さを全面に押し出したモデル。今回、旧ダイナ系からソフテイル系にスイッチされると同時にヘッドライト形状が丸型2眼から改められた。●車両本体価格218万8000円~ ※写真は海外仕様

極太前後タイヤが特徴的な旧ソフテイル時代からの定番人気モデル。’17では新型LEDヘッドライトやニューデザインとなったディスクホイールなどでより洗練された雰囲気を醸し出すようになった。●車両本体価格238万8000円~ ※写真は海外仕様

旧ソフテイル時代から続くビンテージスタイルモデル。今回のブラッシュアップでは三眼ライトが持つクラシックな雰囲気はそのままに新型LED化。サドルバッグも新型となった。全体的に旧型よりややモダンになった印象だ。●車両本体価格251万8000円~ ※写真は海外仕様

’70年代カスタムチョッパーをモチーフとし、旧ダイナシリーズで人気だったモデル。今回はダイナ時代のイメージほぼそのままにソフテイル化。やはりヘッドライトはLED。なおローライダーはミルウォーキー107版のみとなる。●車両本体価格199万9000円~ ※写真は海外仕様

前後フェンダーを削ぎ落としたボバースタイルモデルで、クラシックとモダンが融合した独特の雰囲気を持っている。ソロシートやワイドなハンドルバーがレトロなスタイルを強調。これもエンジンは107のみだ。●車両本体価格226万8000円~ ※写真は海外仕様

タイヤのホワイトリボンやディープフェンダーでヘリテイジクラシックと並ぶ伝統スタイルバージョンで、これも旧ソフテイル系から継承。こちらはサイドバッグとスクリーンを標準装備としていない。エンジンは107のみ。●車両本体価格243万8000円~ ※写真は海外仕様

深いリーン角と優れた機敏性を備え、ドラッグレース用車両のような風格も合わせ持つモデル。旧ソフテイル時代からヘッドライトケースやホイールデザインが変更され、さらにスポーティなイメージとなった。●車両本体価格245万9000円から ※写真は海外仕様

エイプバーハンドルにチョップドフェンダーのスタイルはそのままに、旧ダイナ系から今回ソフテイル系へと生まれ変わった。新たにフォークブーツを採用して、より趣きが向上。エンジンは107のみだ。●車両本体価格179万9000円~ ※写真は海外仕様
※これら2018モデルは、8月23日(水)より全国のハーレーダビッドソン正規ディーラーにて販売開始。また9月2日(土)よりソフテイル全8モデルの一斉展示が全国9か所で順次開催される予定だ。
