
日本各地のみならず世界で展開しているハーレーのオーナーズクラブ・H.O.G.(ホグ)。ハーレーダビッドソン川口の埼玉チャプターたちが目指したのは房総半島東側の犬吠埼だ。メンバーたちは快晴の元、気持ちの良いツーリングを楽しんだようだ。
●文/写真:植村穰(ウィズハーレー編集部) ●外部リンク:ハーレーダビッドソン川口
犬吠埼を目指し、走景に染まるハーレー乗り
かつてはハーレーは、乗り手を育てる乗り物だった。走っている途中で不調を訴え、時には急に呼吸を止めたりもした。だから乗り手は路肩にバイクを寄せ、工具を片手に処置を施さねばならなかった。やがて携帯電話を使って、その場で処置の方法を誰かに教えてもらえるようになり、ミルウォーキーエイトやレボリューションマックスの誕生で、乗り手が出先で工具を持つことはなくなった。
しかし! こういった進化のせいで、乗り手は育たなくなったのだろうか?
否!!
断じて違う。熱を克服した愛馬が調子よく走り続けてくれるからこそ、乗り手はそれまでよりも五感を道の上に集中することができるようになった。
隣りの車線を走る乗用車の挙動、交差点での危険予知、路地から何かが飛び出してきそうな雰囲気…生身の肉体をさらけ出して走る乗り物の“危なさ”をも楽しんで走れるようになったのだ。
11月17日、日曜日。曇天からの快晴。ハーレーダビッドソン川口の埼玉チャプターツーリングは、「GO EAST!!」と題された企画名どおり、川口店から真東に位置する外房・犬吠埼(千葉県)を目指して開催された。
その途中にある「地雷や」(千葉県旭市)で昼食休憩をとるのも目的のひとつ。そこは古参ハーレー乗りが営む名物店で、看板メニューの“地雷やラーメン”はもちろん、カレーやメンチカツも美味!
そして目的地の犬吠埼は、犬吠埼灯台が点灯150周年を迎えて華やかに盛り上がっていた。
走れば傷つくが、走らざれば病む。ハーレー乗りは愛馬と濃い時間を過ごすことで育っていく。
FXBBSストリートボブ114を駆る御年74の吉川さん…若いっ!
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