
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回はハーレーダビッドソン静岡が仕立てた、ハーレーダビッドソン正規ディーラーのカスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス」2018年大会優勝車だ。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:磯部孝夫 ●外部リンク:ハーレーダビッドソン静岡
何度見ても息を呑む王者“DALI”
スプリンガーフォークをフロントサスペンションにし、ソロシートはボバーサドルに換装。タンクのリフトアップに伴う電装系のシンプル処理(イグニッション移設)など、細部を見てもお手本にしたくなるフォーティエイト、理想形と感じさせるカスタムだ。
それもそのはず、ハーレーダビッドソン正規ディーラーのカスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス2018年大会」にて、完成度の高さと光るセンスが認められ、優勝の栄冠に輝いた「DALI」ではないか。なぜ、最高峰カスタムがここにある…!?
じつは反響が大きかったこともあり、ハーレーダビッドソン静岡ではリメイクバージョンが製作されたのだった。黒を貴重とした車体の中に落ち着きと高級感のある真鍮が鈍く輝き、ヴィンテージとモダンが織りなすコントラストが見る者の視線を釘付けにする。
削ぎ落としの美学が追求され、フェンダーやベルトカバーなどが潔く取り外されているのも見逃せない。耐熱バンテージが巻かれたエキゾーストパイプといい、ハンドメイドを感じさせるのも秀逸だ!!
クラシカルなムードを決定づけるスプリンガーフォークにマッチする小径ヘッドライトには、ガードを追加してスパルタンなエッセンスも追加。
ヴィンテージが基本路線であることはボバーソロサドルからもわかるが、2018年の時点でこれをやっていたとは頭が下がる。4年後に発売するフォーティエイトファイナルエディションはこれを標準するのだから。
H-D純正ブラスコレクションの真鍮パーツがステップなどに散りばめられているが、国内屈指の技術と品質を誇るカスタムペイントショップ「Thrid-Eye」が外装をコーディネイトし、肌触りまでも真鍮に近づけるようデニム仕様で仕上げた。
ショートフェンダーのテールエンドには、昔ながらの雰囲気を漂わすスパルトテールランプ。
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
クルーザー(8モデル) ハーレーダビッドソンの象徴でもあるクルーザーカテゴリーでは、自分らしさを表現できるようノスタルジックからモダンまで、多様なスタイルのモデルが新しいペイントカラーと共に設定されて[…]
リジッドフレームにパンヘッドを積む時代。油圧式テレスコピックフォークを獲得! スプリンガーフォークだったフロントサスペンションを、戦前から開発してきた油圧(ハイドロ)のテレスコピック式フォークに進化さ[…]
全国270名のハーレーテクニシャンの頂点へ 漫才コンビたちにM1グランプリがあるのなら、ハーレーダビッドソンのメカニックたちには『TOYA 2022(テクニシャン・オブ・ザ・イヤー・アワード)』がある[…]
パンヘッド&スプリンガー。奇跡の“ヨンパチ"ここにあり! ファンを魅了してやまないパンヘッド。エンジン上部がキッチンの鍋を裏返したような形をしているから、そう呼ばれる。 第二次世界大戦以降、戦[…]
好調セールスを牽引するNEWモデルたち 「日本国内における販売が好調です。人気モデルのひとつとなっているのが、水冷モデルたちです。発売前はファンたちに受け入れられるか不安もありましたが、発売するとセー[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキ500SSマッハⅢに並ぶほどの動力性能 「ナナハンキラー」なる言葉を耳にしたことがありますか? 若い世代では「なんだそれ?」となるかもしれません。 1980年登場のヤマハRZ250/RZ350[…]
マーヴェリック号の燃料タンク右側ステッカー エンタープライズに配属された部隊 赤いツチブタは、「アードバークス」の異名を誇る米海軍「第114戦闘飛行隊(VF-114)」のパッチ。1980年代には第1作[…]
インパクト大なシリーズ初カラー 現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロに仕上げられた1台であるXSR900。3種のパワーモ[…]
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
※この記事は別冊モーターサイクリスト2010年11月号の特集「YAMAHA RZ250伝説」の一部を再構成したものです。 ヤマハ RZ250のエンジン「2ストロークスポーツの純粋なピーキー特性」 ヤマ[…]
最新の記事
- 先進車体で“F”フォルムを再現!「ホンダCB1000Fコンセプト」詳細解説(2)〈スタイリング編〉
- 最新中古相場もわかる! 人気バイク歴代モデル図鑑:カワサキW800シリーズ【2本立てで復活した2019年モデル】
- ロイヤルエンフィールド「ハンター350」が早くもマイナーチェンジ! 新色&新グラフィックで7月にも正式発表へ
- 【2025年5月版】50万円以下の250ccバイク おすすめ11選! コスパで選ぶ軽二輪
- 昭和原付ストーリー①バイクの敷居を下げてくれた可愛いバイクたち【昭和エモ伝Vol.7】
- 1
- 2