【ハーレーカスタム】’70年代のローライダーと並んでも違和感のないシルエット〈FLTRロードグライド〉

ハーレーカスタム FLTRロードグライド

ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。ここでは『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回はインジェクションチューニングやカスタムを得意とする北海道のS&Fモーターサイクルが手がけたFLTRロードグライドだ。


●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:S&Fモーターサイクル

クルーザーからチョロスタイルに

今やツーリングモデルの中でも大きな人気を保ち続けるロードグライド。デビューはショベルエンジンの時代で、当時の名称はFLHTだった。当時から日本で見かけるのは極めてまれなレアモデルだったが、本国アメリカでは長く支持されてきたデザインでもあるのだ。

日本で人気に火が付いたのはツインカムエンジンになってからで、その高速巡航性能の高さや、従来のスタンダードデザインとは違う都会的なシルエットに魅力を感じるライダーが急増。この2001年モデルは、そんな時代のモデルである。

現代のロードグライドの基礎となり、古いショベル時代のイメージも感じさせる当時のモデルをベースに、最近ソフテイルモデルベースで人気のあるチョロスタイルのペーソスも盛り込んだカスタム。製作したS&Fモーターサイクルの高橋代表は、「’70年代のローライダーと並んでも違和感のないシルエットを目指している」と語る。

遊び心を随所に発揮するのがチョロスタイルの方向性と考えると、今後はペイントカスタムやホイールの変更、サスペンションにエアサスペンションを組み込む等のアイデアが浮かんでくる。もしくは、この年代独特の雰囲気を残すのならば、アッパーカウルの形状や塗装には手を入れず、クロームメッキパーツを増やす等のモディファイも楽しいだろう。

チョロスタイルのベース車両は、ヘリテイジソフテイルや、ソフテイルデラックス等の前後16インチモデルが定番だが、少し古いロードグライドベースというユニークさが独自の個性を生み出している。

今後、さらなる遊び心を反映するカスタムが施されそうな予感がするモデルだ。

フロントフォークは、サンダンスのトラックテックスプリンングと、S&Fオリジナルのローダウンキットの組み合わせ。

フロントホイールは、Vツイン製の21インチ40本スポークホイール。タイヤはホワイトリボンを装着する。なんと、フェンダーはオリジナルのまま。まったく違和感ないシルエットに驚く。

ロアフェアリングはハーレー純正。ハンドルバーは、FLSTF用の純正を装備する。

リヤサスはバーリー製の10.5インチサスペンションでローダウン化している。

マフラーはフリーダムパフォーマンス製の39インチフィッシュテールマフラー。サドルバッグガードとデタッチャブルシッシーバーは、ハーレー純正だ。


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