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ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回はカスタムを得意とするトライジャ(大阪府)が開発したパーツを装着し、飛躍的に乗りやすくなったパンアメリカだ。
●写真/文:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:トライジャ
ハンドル&シート変更でより扱いやすく!
トライジャ(大阪府)がパンアメリカ用のカスタムパーツを鋭意開発中。続々と新製品化している。
まずは、待望とも言えるプルバックハンドルから紹介しよう。コンセプトは”日本人が乗りやすく”で、ライザークランプから約350mm手前に、Vツインエンジンのちょうど中心くらいまで引き寄せ、ライディングポジションをコンパクトにした。グリップ間の幅は純正ノーマルより約7cm狭い約74cm。スイッチ類の変更が不要で、そのまま装着可能なのも嬉しいかぎりだ。
ウェットカーボン製のファンカバーは、アクセントとしても目を引く。ラジエター冷却ファンからの熱風を外にそらし、左足を熱気から守ってくれる。簡単に装着できて、とても効果が高い。ハーレーダビッドソン博多にて製作される。
オールステンレス製のサイドスタンドエクステンションも好評だ。出し入れしにくかったパンアメリカのサイドスタンドが、とてもスムーズに動く。厚み3mmのステンレス板で頑丈に製作。ステップに足を置くとき、シフトチェンジペダルに引っ掛からないよう、立体構造設計を徹底追求。車体外側に約50mm/前方に約40mm/上方に約43mm延長させる。
極限足つきシートも開発中だ。オレンジの差し色はショックスプリングに合わせたが、オーナーの好みでシート表皮は組み合わせ自由。
さらに、ナックルガードをはじめ、ステップリロケーションキットも発売間近。電子制御で音量を変更可能なジキル&ハイドマフラーも車検対応とし、準備が整った。トライジャのパーツでパンアメリカが飛躍的に乗りやすくなり、カスタムの楽しさが増す!
パイプ径1-1/4インチで、350mmもグリップをライダー側に引き寄せるプルバックハンドルの発売がいよいよスタート。シートも抜群の足つき性を実現しつつ、快適性などを犠牲にしない。日本人に最適なライディングポジション、取り回しのしやすさを獲得した。
ラジエター冷却ファンからの熱風を外にそらし、左足を熱気から守ってくれるウェットカーボン製のファンカバー。簡単に装着できて、とても効果が高い。
発売後、瞬く間に人気となったサイドスタンドエクステンション。「スタンドを出しにくい」というユーザーの声に耳を傾け、形状を徹底的に突き詰めてから発売へ漕ぎ付けた。ステンレス製パウダーコート(粉体焼付塗装)つや消しブラック仕上げで、高い質感を獲得。外側へ約50mm/前方に約40mm/上方に約43mm延長しつつ、さらに15mm 外側にスライドさせてアジャストすることもできる。
シートは全国のディーラーに持ち込み、着座してもらって意見を聞いてまわった。ただ低くするだけでなく、快適性/機能/加速時や制動で抑えが効くかなど、あらゆる方向から検証を続けた。発売するものは撮影時からさらに形状の見直しを加える見込み。妥協を排した造り込みには脱帽する。
車検対応、ジキル&ハイドマフラーもついに発売が始まる。
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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