
株式会社トイファクトリーは、2025年7月7日よりフィアット・デュカトをベースにしたキャンピングカー「VANLIFE」のレンタルサービスを、トイファクトリー東京店でも開始することを発表した。
●文:ヤングマシン編集部
今年発表されたばかりの最新キャンパー。ホテル代を考えたら検討の価値あり
トイファクトリーが運営しているキャンピングカーレンタルサービス「ShareCamper(シェアキャンパー)」は、フィアット・デュカトをベースとするキャンピングカー「VANLIFE」のレンタルサービスを、今年4月からトイファクトリー土岐で開始しているが、今回その営業エリアを拡大。トイファクトリー東京でも同様のサービスが開始される。
レンタル車両の「VANLIFE」は、今年発表されたばかりの最新キャンパーで、トイファクトリーのグループ会社ビーンズとのコラボレーションによって誕生したモデル。
ベースモデルのフィアット・デュカトL2H2は日本正規モデル(Series 8)で、右ハンドル、ディーゼル2WD仕様。普通免許(3.5t未満)で運転できるなど、ミニバン感覚で運転できることも注目を集める理由。乗車定員は4名、就寝人数も4名と、ファミリーでの利用に適していることも好評を博している理由とのこと。
その開発コンセプトは「1ROOM」。デュカトの4.5平方メートル、約2.7畳程度のスペースに、自分だけのプライベート空間を創造されていることが特徴で、天井や床、壁の内装仕上げには、ワインの樽にも使用されるほど水に強い無垢材であるオーク材が使用されている。
リヤ常設ベッドのサイズは、長さ1305mm×横幅1820mm。車両に対して横向きで大人2名就寝が可能な広いベッドスペースを持つ。また、セカンドシート(REVOシート1000mm)をベッド展開して下段マットとつなげて作るフロアベッドのサイズは長さ2190mm×横幅1000mm。車両に対して縦向きで大人2名の就寝可能。合計4名が無理なく就寝できることも特徴になる。
さらにサーフィン、釣り、スノーボードなど様々な趣味やアクティビティでも気兼ねなく使用できるよう、バンドソー加工というヴィンテージ加工が施されていることも特徴で、その上から床・壁それぞれのイメージに合う塗装が施されている。
洗い物や手洗い等に活躍するステンレス製のミニシンク(給排水タンク各12L)を搭載。車高の高いフィアット・デュカトがベースなので、キッチンカウンターの前に立って作業することも可能(室内高1850mm)。
テーブルや電装パッケージやサブバッテリー、夏に嬉しい家庭用エアコンや、冬の車中泊を快適にするFFヒーターも完備。夏も冬も快適にキャンピングカー旅をレンタルカーでも楽しむことができる。
ほかのパーツにもオーク材の原木をスライスした材料が用いられるなど、独自の木目や節の美しさにより、一台一台が個性的で唯一無二の仕上がりになっていることも魅力という。
レンタル料金は24時間で4万5000円から。家族4名の旅クルマとして魅力は十分
気になるレンタル料金は、24時間制で通常料金(レギュラーシーズン&平日)が4万5000円。週末やハイシーズンは5万3000円、プレミアムシーズンは6万5000円と繁忙期になると価格は上がってしまうが、最近はホテル代の高騰もあって、移動手段と宿泊場所を兼ねるキャンピングカーのレンタルサービスは需要が増加している。この夏、家族でレジャーを計画しているならば、検討する価値は大いにありそうだ。
トイファクトリー東京店の所在地は、東京都町田市鶴間3-4-1グランベリーパークヒルサイドヴィラ1階F104。東急田園都市線「南町田グランベリーパーク駅」直結でアクセスも便利。なおレンタル中のグランベリーパークお客様駐車場料金は無料となるそうだ。
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