最新バイク界隈ショートニュースまとめ〈2024/11/21〜11/29〉


●文:ヤングマシン編集部

[KTM] 会社再建計画を発表(11/28)

KTMは現在直面する財務上の課題を解決するため、自主管理による法的再建手続きを11月29日に裁判所へ提出する予定であると明らかにした。

法的再建手続きは破産とは異なるため、KTM自体がなくなるものではない。ハスクバーナ/GASGAS(ガスガス)/WP(ホワイトパワー)/MVアグスタといった傘下企業や、日本国内のディーラーについても同様だ。今回の手続きは、経営者を変えず事業を続けながら債務(借金)を整理/返済していくものなので、KTMグループの事業は今後も続いていく。

とはいえ、債務返済に伴う経費削減や合理化など、経営への影響は避けられない形だ。


[ホンダ] インド向け新型電動スクーター「ACTIVA e:」「QC1」を発表(11/27)

ホンダは、2種類の新型電動コミューター「ACTIVA e:(アクティバ イー)」「QC1(キューシーワン)」をインドで発表した。同社が投入するEV二輪としては12/13番目で、2030年までに電動二輪車を30車種導入する目標に向かって歩を進めた形だ。2車種ともインド専用モデルで、日本国内で展開されるかどうかは未定。

また、ホンダはインド3都市(ベンガルール/デリー/ムンバイ)でバッテリーシェアリングサービス「Honda e:Swap」を展開することを同時に発表した。交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載するアクティバe:を、都市部向けに展開する狙いがあるものとみられる。

【HONDA ACTIVE e:】

【HONDA QC1】


[カワサキ] KLX230シェルパの発売を延期(11/25)

カワサキは、2024年11月27日に予定していた「KLX230 SHELPA(シェルパ)」の発売を、諸般の事情により延期すると発表した。延期後の日程については、まだ明らかになっていない。

KLX230シェルパは、11月にミラノで開催された2輪見本市「EICMA 2024」で発表された、新型デュアルパーパスだ。当時すでに発売が予告されていたKLX230シリーズとは別にサプライズ発表されたことで、バイク界隈を大いに賑わせたモデルだ。


[ヤマハ] アニメ『Tokyo Override』に制作協力として参加(11/22)

ヤマハは、Netflixで11月21日から世界独占配信されるアニメ「Tokyo Override」の制作協力として参加したことを明らかにした。『Tokyo Override』は、100年後の東京を舞台としたバイクアクションSFアニメだ。

今回の制作協力では、スーパースポーツ「YZF-R1」やストリートドラッガー「VMAX」の画像/3Dデータ/排気音などの音声素材提供のほか、アニメの世界観やモビリティの構築、さらにはアニメに登場する架空のバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」のデザインを担当している。

Y/AIは実物大コンセプトモデルの製作も企画され、11月下旬からタイ・バンコクで開催される「モーターエキスポ2024」に展示される予定だ。

なお、このアニメにはホンダも制作協力として名を連ねている。

コンセプトモデル「Y/AI」 誕生までの軌跡


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