最新バイク界隈ショートニュースまとめ〈2024/10/18〜10/24〉


●まとめ:ヤングマシン編集部

[ホンダ] ホットウィールとのコラボイベントを本社で開催(10/24)

ホンダは、『ホットウィール体験展 at Hondaウエルカムプラザ青山』を開催すると発表した。

このイベントは、東京都港区青山にあるホンダ本社で開催される、世界的ミニカーメーカー「HotWheels(ホットウィール)」の体験展示。過去に販売されたホットウィールのミニカーのもととなった実車が展示される。展示される車両は、シティターボII(ワンメイクレース仕様)/CR-X(2代目、いわゆる「サイバースポーツ」)/スーパーカブC125の3車種。

【1987 HONDA CR-X】フリントブラックメタリック ※実際の展示車両と異なる場合があります

【HONDA CITY TURBO II (ONE MAKE RACE SPEC CAR)】 ONE MAKE RACE SPEC CAR専用色 ※実際の展示車両と異なる場合があります

【2024 HONDA SUPERCUB C125】パールボスポラスブルー ※実際の展示車両と異なる場合があります

また、過去に販売されたミニカーコレクションも展示される。実際に触れて遊ぶトラックビルダー体験やロングコース体験、ぬり絵コーナーも用意されており、ファミリー向けのイベントとしても楽しめるだろう。

開催期間は2024年11月1日(金)〜11月13日(水)まで。入場料無料。


[トライアンフ] タイガースポーツ800が新登場(10/22)

トライアンフは、アドベンチャースポーツ「TIGER SPORT(タイガースポーツ)800」をニューモデルとして発売すると発表した。以前より同社が販売する同じクラスのアドベンチャーモデル「TIGER SPORT(タイガースポーツ)850」と比較すると、オールラウンダーな850とスポーティーな走りもできる800でキャラクターが違うものの、後継か否かといった詳細情報は明らかにされていない。

【2025 TRIUMPH TIGER SPORT 800】左:サファイアブラック 右:コスミックイエロー×サファイアブラック

トライアンフは、タイガースポーツ800を開発するにあたりエンジンを新規開発した。搭載されるエンジンは水冷並列3気筒DOHC4バルブ。ボアスト比をショートストロークとした高回転型のスポーティーなエンジンによって、同排気量帯のライバル・ヤマハトレーサー9GTと差別化している。また同社によれば「全トルクの90%を回転中域で発生させる」とのことから、フラットトルクな特性とすることでツーリング用途も見据えた扱いやすさを追求しているものとみられる。

シャーシについて、大型バイクとしては軽量な214kgの車重を実現している。フレームについては新規開発の文言はなく、なにかしらのモデルからの流用と思われるが、具体的な情報は不明。また、同車ではスポーツ性を付与するにあたり、フロント/リヤともにShowa(ショーワ)製アジャスタブル機能付きサスペンションを装備している。減衰力調整によって、走りをより探究できるサスペンションだ。

また、スポーツ性や長距離走行での疲労軽減を図るための防風性といった空気力学的な配慮や、直立に近いライディングポジションやライダーとパッセンジャーの両方に快適さをもたらすシートなど、長距離走行での快適性に重きを置いていることが窺える。この目的に合わせた装備として、Triumphシフトアシスト(クイックシフター)やクルーズコントロールといった数々の電子制御も挙げられる。また、最適化コーナリングABSとトラクションコントロールによって、あらゆる状況下で無理なく最適なパフォーマンスとコントロール性を発揮できるようにしている。

車体色には、グラファイト×サファイアブラック/コスミックイエロー×サファイアブラック/カスピアンブルー×サファイアブラック/サファイアブラック、個性豊かな4色を設定。

価格はグラファイト×サファイアブラックが139万5000円、それ以外は140万8000円。

国内では、2025年2月から販売が開始される。


[カワサキ] Ninja ZX-10Rレース専用モデルを2025年式として再販(10/22)

カワサキは、リッタークラスのスーパースポーツ「Ninja(ニンジャ) ZX-10R」の競技専用車両をモデルチェンジして特別販売すると発表した。2023年式から2025年式へのモデルチェンジで、前モデルから諸元/車体色に変更はない。

ストリートリーガルと比較すると、ZX-10R特有の空冷式オイルクーラーや一体型ウイングレットなどは装備されているが、ABSがついていない。また、U.S.カリフォルニア仕様となっている。

2024年10月22日(火)~12月13日(金)の期間中、カワサキ正規販売店限定で注文を受け付ける。申し込み数が生産予定台数に達し次第、期間終了を待たずに注文受付を終了するとのこと。価格は190万3000円。2025年3月上旬より順次納入予定。

なお、競技専用車両のため公道走行はできない。

【2025 Ninja ZX-10R レース専用モデル】メタリックフラットスパークブラック×エボニー


[スズキ] KATANA/GSX-S1000GT/GSX-S1000がモデルチェンジ(10/20)

スズキがロードスポーツモデル「GSX-S1000」「GSX-S1000GT」「KATANA」の3車種を、2025年式としてモデルチェンジすることが明らかになった。同じ型式のエンジンを持つ3車種が、まとめて一斉にモデルチェンジされる形だ。3車種ともすべて、車体色と価格の改定をおもな変更点とする。

KATANAについて、マットステラブルーメタリックが廃盤となり、パールビガーブルーを新たに追加。イメージカラーであるミスティックシルバーメタリックは継続されるが、オレンジ色のホイールに差し替えられている。価格は166万1000円で、発売日は2024年10月29日。

【2025 SUZUKI KATANA】パールビガーブルー

GSX-S1000GTは、トリトンブルーメタリックとグラススパークルブラックを廃盤にした代わりに、新たにパールビガーブルーとオールトグレーメタリックNo,3を設定している。キャンディダーリングレッドのみ継続。2024年11月8日に165万円で発売される。

【2025 SUZUKI GSX-S1000GT】オールトグレーメタリックNo,3

GSX-S1000について、トリトンブルーメタリック/マットソードシルバーメタリック/グラススパークルブラックの3色設定ですべて色名の変更はないが、マットソードシルバーメタリックの差し色が赤から青に変更の上ホイールが黒から青に差し替えられ、逆にトリトンブルーメタリックのホイールが青から黒に差し替えられるなど、微細なマイナーチェンジが加えられている。また本モデルのみメーターが変更され、視認性に優れたTFTメーターが新たに採用される。価格は150万7000円で、2024年10月25日に発売される。

【2025 SUZUKI GSX-S1000】マットソードシルバーメタリック01

なお、上記3車種と同じエンジン形式の兄弟車・GSX-S1000GXについては、今回モデルチェンジはない。


ナビタイムで2023年にバイク乗りの検索数がもっとも増加した地域=「石川県津幡町」(10/18)

ナビゲーションサービスを提供するNAVITIME(ナビタイム)は、自社が提供するナビゲーションサービスから2023年の検索データを収集、バイクライダーの検索が増加した地域の分析し、その結果を発表している。

この調査は、2022年1月~12月と2023年1月~12月の2期間に分けてバイク乗りが検索した地域の検索数を集計し、それぞれの集計データを比較して前年度からの検索数増加率を測るものである。

調査の結果、2022年から23年にかけて増加率がもっとも高かった地域は石川県津幡町(つばたまち)で、前年比で5.19倍の増加となった。津幡町の中でもとくに検索された地域をさらに分析すると、「道の駅 倶利伽羅(くりから)源平の郷 倶利伽羅塾」の検索数がとくに多いことがわかった。津幡町という名前を聞いたことがないという人も、治承/寿永の乱で平家と木曽義仲が激戦を繰り広げた倶利伽羅峠と聞けば、理解できる方も多いのではないだろうか。

倶利伽羅塾の検索数が大幅に増加したおもな要因として、2023年5月20日~28日に行われたSSTR(サンライズサンセットツーリングラリー)のスポットとして指定されていたことを挙げており、その根拠として2023年5月の検索数が分布上とくに多かったことを挙げている。

なお、2位は茨城県常総市で前年比で4.06倍の増加、3位は徳島県上板町(かみいたちょう)で3.74倍増。これらの地域の検索数が増加した理由として、ツーリング目的やキャンプ目的といったバイク特有の要因やニーズが関係していると分析する。

ナビタイムデータ分析チームは、こうした各種ビッグデータの分析によって、日本全国の各地域の魅力の発掘に貢献し、バイク乗りにはツーリングの目的地探しのヒントを、バイク関連の施策を検討している企業/自治体には参考になるデータを引き続き提供していきたいと述べている。


[ドゥカティ] スクランブラー10°アニヴェルサリオリゾマエディションが新登場(10/18)

ドゥカティは、以前より同社が製造する個性的なネオクラシック「Scrambler(スクランブラー/803cc)」の製造10周年を記念した「10°Anniversario Rizoma Edition」を発売すると発表した。先週モデルチェンジが発表されたスクランブラーシリーズに合わせてのバリエーション展開とみられる。また、名前にあるリゾマはイタリアのアフターパーツメーカー「rizoma(リゾマ)」を指しており、本モデルはリゾマとのコラボモデルとしても扱われる。

このモデルにおいて、スクランブラーのコンセプトである「The Symbiosis(共生)」を、10周年の節目で再度定義し直すとのこと。ここでいう共生とは、ライダーとバイクのスタイル/パフォーマンス/個性を完璧に調和させることを意味する。

他のスクランブラーシリーズには見られない、標準装備されたリゾマ製フロントスクリーン/バーエンドミラー、メタルローズ仕上げのエンジンカバーに、本モデルが個性を打ち出そうとしていることが窺える。

個性的である一方、スタイルの美しさという既成概念を両立する難題に対処するため、トラディショナルなカフェレーサースタイルとしている。車体色を白と黒のモノトーンとすることで近未来的な印象としており、伝統的なカフェレーサースタイルとの組み合わせがなんとも不思議で個性的だ。

パフォーマンス面について、クラッチ/フロントブレーキ/フットペグ等をリゾマ製の精密で剛性の高いビレットアルミパーツに置き換えることにより操作感を高め、人馬一体感を演出している。

エンジンや電子制御等の基本となる部分は、他のスクランブラーと変わらない。

価格は180万4000円。500台限定で早期に販売終了する可能性が高いため、気になった方はお早めに最寄りのディーラーまで。

【2025 DUCATI SCRAMBLER 10° ANNIVERSARIO RIZOMA EDITION】ストーンホワイト×メタルローズ


[ピアッジオ] 三輪スクーター・マイムーバー購入サポートキャンペーンを実施(10/18)

イタリアのバイクメーカー・ピアッジオは、原付二種の3輪スクーター「Mymoover(マイムーバー)」の購入キャンペーンを実施すると発表した。

ピアッジオは、ベスパ/アプリリア/モトグッチ/ジレラといったイタリアンバイクブランドの親会社として知られている。これら子会社の車両は、日本国内でも人気があり多く流通するが、本体自らが車両を製造/販売することはあまり知られておらず、日本国内で販売することは珍しい。ちなみに、ピアッジオ自ら車両を販売した過去の例として、日本の4輪メーカー・ダイハツからハイゼットのOEM車の供給を受け、イタリア国内に軽トラを販売していたことがある。

マイムーバーは、大型のリアボックスを備えた125ccの三輪スクーターだ。チルト機構によりリアボックスと一緒にリーンする仕組みとなっているため、法規上二輪車(原付二種)として扱われる。価格は94万6000円。

マイムーバー購入サポートキャンペーンとしては、同モデルの新車をピアッジオ/ベスパ正規販売店にて購入すると、購入資金として8万8000円プレゼントされる。キャンペーン期間は2024年10月18日(金)から12月27日(金)まで。

【2025 PIAGGIO MYMOOVER】


リコール情報その他

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