ヤングマシン2020年3月号掲載記事「最新バッテリー事情2020」P90〜93におきまして、記載内容に誤りがございました。以下の通り訂正させていただき、Web記事として再掲載するとともに、読者の皆様および関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
◆ 最新バッテリー事情2020【バッテリー上がりの仕組みと対策】
◆ 最新バッテリー事情2020【常時接続可能な充電器で良質チャージ】
【P90 本文】
(誤)一般的な鉛バッテリー内部では、希硫酸が鉛を溶かすことで、電気を発生させています。
(正)一般的な鉛バッテリー内部では、希硫酸と鉛の化学反応により、電気を発生させています。
(誤)その状態で長期間放置すると、電極のまわりに付着して結晶化してしまうんです。
(正)その状態で長期間放置すると、極板のまわりが結晶化してしまうんです。
【P90 鉛バッテリー構造図】
(誤)鉛バッテリーの基本的な構造は、薄い硫酸(希硫酸)で鉛を溶かし、その時に出るイオンを電力として取り出している。鉛という物質を溶かした時に得られる電圧は1セル2V強。6つの部屋で鉛を溶かし、それを直列でつなぐことで12V化する。
(正)鉛バッテリーの基本的な構造は、バッテリー内部の薄い硫酸(希硫酸)と鉛の化学反応で出るイオンを電力して取り出している。化学反応で得られる電圧は1セル2V強で、6つのセルを直列でつなぐことで12V化している。
【P91 本文】
(誤)9年大丈夫な場合もあります。
(正)5年以上使っているユーザー様もいらっしゃいます。
(誤)リチウムバッテリーは一般的な鉛バッテリーに比べて寿命が3倍ほどだったり、
(正)リチウムバッテリーは一般的な鉛バッテリーに比べて寿命が2倍ほど(使用環境により異なる)だったり、
【P91 鉛バッテリー開放型】
(誤)充電には高い電圧が必要
(正)高い充電電圧にも対応するが、電解液の減りは早い
(誤)その名の通り発生した水素をはじめとする気体を大気開放してしまうため、希硫酸の濃度が下がり放電能力もどんどん落ちる。なので希硫酸の濃度を比重計でチェックし、濃度を高めて酸性を強めたり、水を補充したりのメンテナンス管理の必要がある。
(正)その名の通り発生した水蒸気をはじめとする気体を大気開放してしまうため、希硫酸の濃度や液量が変化し、放電能力低下。なので電極がしっかりと希硫酸の浸かるよう、希硫酸の濃度を比重計でチェックしたり、水を補充したりなどのメンテナンスが必要。
【P91 鉛バッテリーMF型】
(誤)GELタイプは高出力型
(正)GELタイプは搭載位置の自由度が高い
(誤)より高い電流が取り出せるGEL(ジェル)タイプもある。
(正)電解液の粘性を高めたGELタイプは横倒しや振動に強い。
【P91 リチウムイオンバッテリー】
(誤)また鉛も液も使わないのでとても軽い。
(正)ただし、電熱ウエアなどの社外電装品を多数付けているなら、鉛バッテリーの方がいい場合もある。
【P92 よくある充電機能:パルス充電】
(誤)メンテナンスモード付きのフロード充電器に追加される機能で、常に一定の電流を流すのではなく、電圧を変動させて波(パルス)を作ることによってバッテリーに刺激を与え、劣化を防ぐ。サルフェーション溶解機能もパルス充電の一種といえる。
(正)トリクル充電のように常に一定の電流を流すのではなく、電圧を変動させて波(パルス)を作ることによってバッテリーに刺激を与え、劣化を防ぐ。充電電圧を一定時間上げ続けるサルフェーション溶解機能とも異なる。
【P93 オプティメート リチウム 0.8A】
(誤)リチウム4s 0.8A
(正)オプティメート リチウム 0.8A
【P93 オプティメート4 デュアルプログラム ver.3】
(誤)オプティメート4 デュアルプログラム
(正)オプティメート4 デュアルプログラム ver.3(※製品画像差し換え)
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