
●文:ライドハイ編集部(根本健)
オリジナリティのあるコンセプトで突き進む骨太なマインド
1980年代のレーサーレプリカが乱舞するバイクブームに、ホンダが投入したGB400/500TT。いうまでもなく、英国マン島TTレースに由来する、ブリティッシュビッグシングルのトラディショナルデザインが衝撃的だった。
当時のマーケットの事情からいえば、パワー競争と新しさだけを競う世相へのアンチテーゼとして、ヤマハSR400/500が牙城を築き始めていたのに対し、ホンダも対向したカタチだ。
ただ、当時リーダーへと復活を果たしたホンダには、ライバルと同じ手法や土俵ではなく、オリジナリティのあるコンセプトで突き進む骨太なマインドがあった。
SRの、トラディショナルデザインが柔和なラインを描いていたのに対し、GBは強さやたくましさをアピール。
しかも、そのビッグシングルエンジンのパワーフィーリングは、トコトコと鼓動を楽しむイメージのSRと異なり、レスポンスの鋭い切れ味を感じさせるハイチューンシングルの刺激に満ちていたのだ。
オフロードで早くからリードした、ホンダの抜きん出た単気筒パフォーマンス
そもそもホンダについて、1972年のSL250Sに代表される単気筒オフ系モデルの優秀性は、世界が認めるものだった。
そうした豊富な単気筒テクノロジーを転用して、1983年に登場したGB250は、幅広い層に扱いやすさと漂う趣味性で人気を博していた。
その兄貴分にあたるGB400/500も、世界でビッグシングルといえば……
※本記事は2022年12月23日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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